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流産と不育症

 

こんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

第53回子宝カウンセラーの会にZOOMで参加しました。

 

 

流産と不育症について、医学博士ショウキ先生の講義を聴きました。

 

 

流産や不育症には、西洋の治療と漢方の治療を融合したほうが、流産予防に効果的だと思いました。

 

 

体質によって漢方薬は違います。

 

 

詳しくは漢方相談スガヌマ薬局店頭にてお尋ねください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流産と不育症

 

 

 

最初にショウキ先生が、素敵な詩をご紹介くださいました。

 

 

気持ちの問題は流産予防でも大切だと思います。

 

 

妊娠されている皆様が、おなかのあかちゃんに向かってありがとうと言うことは、とてもよいことだと思いました。

 

 

 

 

 

 

今、不安な夜を過ごしていますか?

 

 

雨音が聴こえますか?

 

 

ゆっくりお腹に手をあてて

 

 

お腹の子に沢山話かけてください

 

 

明日 絵本を沢山読んであげてください

 

 

お母さんの考えている事を全部感じていますよ

 

 

お母さんと同じ音を聞いてますよ

 

 

貴女の鼓動を感じてます

 

 

一生懸命生きています

 

 

ありがとうって声をかけてあげてください

 

 

大丈夫だよ きっと大丈夫です また明日ねっておやすみしてください

 

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

ご講演中の医学博士 邵輝(ショウキ)

 

 

 

 

 

 

不育症とは

 

 

 

○不育症とは自然流産を反復して、生児を得ることが困難な状態を指します。

 

 

妊娠22週未満の自然流産を連続して3回以上繰り返す場合を習慣流産といいます。

 

 

流産は決してまれではありません。

 

 

胎嚢確認後の5週目以降の流産は15%の確率です。

 

 

6~7人に一人は流産となり、妊娠経験のある女性の38%は流産経験
があります。

 

 

3回以上流産する女性も決してまれではなく、出産年齢の女性の100人に1~2人と考えられています。

 

 

原因を調べ、予防、治療をすることが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

流産の分類

 

 

 

○流産には4つの分類に分けることができます

 

 

 

・生化学的妊娠→反複流産

 

生化学的妊娠とは….妊娠反応が陽性となった後に、超音波で胎嚢が子宮内に確認される前に流産となる事をいいます。

 

 

流産と区別するために生化学的妊娠と呼ばれるようになりました。

 

 

生化学的妊娠は日本産科婦人科学会の定義では、流産回数に含めないことになっています。

 

 

反復流産とは…流産を2回以上繰り返した場合のことをいいます。

 

 

 

 

・稽留流産→習慣流産

 

 

稽留流産とは….成長が止まり、子宮の中にとどまっていることです。

 

 

習慣流産とは….流産を3回以上繰り返した場合のことです。

 

 

 

 

 

 

 

不育症の原因とは

 

 

 

 

反復流産:連続2回の流産

 

 

 

不育症:連続3回の流産

 

 

 

 

【母体側異常の考えられる原因】

 

 

・抗リン脂質抗体

 

・子宮奇形

 

・黄体機能不全

 

・糖尿病

 

・多のう胞性卵巣症候群

 

・凝固系異常

 

・遺伝子多型

 

・免疫異常

 

・炎症

 

・精神的ストレスなど

 

 

 

 

【胎児側異常の考えられる原因】

 

 

・夫婦染色体転座

 

・胎児染色体数的異常

 

 

・遺伝子異常やエピゲノム異常などの可能性もあるといわれています。

 

 

 

 

 

抗リン脂質症候群診断基準

 

 

・血栓症…一回またはそれ以上の・動脈塞栓・静脈塞栓・小血管の血栓症(組織、臓器を問いません)

 

 

・妊娠の異常…3回以上連続した原因不明の妊娠10週未満の流産(本人の解剖学的、内分泌学的原因、夫婦の染色体異常を除きます)

 

 

・1回以上の胎児形態異常のない妊娠10週以上の原因不明 子宮内胎児死亡

 

 

・1回以上の新生児形態異常のない重症妊娠高血圧腎症、胎盤機能不全に関連した早産

 

 

・検査所見

 

 

 

 

抗カルジオリピン抗体 IℊMまたはIℊG

 

ループスアンチコアグラント

 

抗βglycoprotein I抗体   IgM  IgG

 

 

臨床所見が1つ以上、検査所見が1つ以上存在した場合は、抗リン脂質抗体症候群と診断します。

 

 

 

 

 

 

 

抗リン脂質抗体症候群の治療(習慣性流産に対する対処方法例)

 

 

1.アスピリン

 

 

2.ヘパリン皮下注

 

 

3.ワルファリンは催奇形性の副作用があるため、使用できません

 

 

4.柴苓湯など

 

 

 

 

 

 

 

子宮内膜症に伴う免疫異常と不妊の関係

 

 

 

通常、月経時は子宮内膜からプロスタグランジンというホルモンが分泌されて、子宮筋が収縮して剥がれ落ちた子宮内膜を体外に排出します。

 

 

しかし、子宮内膜症の場合、病巣部からもプロスタグランジンが分泌されて過度に子宮筋が収縮するため、月経痛がひどくなるとされています。(器質的月経困難症)

 

 

腹腔内貯留液は、通常排卵期から分泌期にかけて増量するのですが、子宮内膜症では月経周期を通じ増量しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

 

瘀血の舌診

 

舌の真っ赤な「点刺」はカゼをひいた場合などに、よく出ます。

 

 

茸状乳頭の毛細血管が充血すると舌の紅点(こうてん)となります。

 

 

ストレスを受けている場合は舌尖部(心の部分)や、舌辺部(肝胆の部分)にうす暗赤色の「点刺」が出やすいです。

 

 

舌の「点刺」は茸状乳頭の充血や突起です。

 

 

舌の「瘀斑(おはん)」は舌面から隆起していない青紫色の斑点です。

 

 

これは毛細血管の詰まりで瘀血(おけつ)をあらわしています。

 

 

瘀血は、簡単にいうとドロドロ血のある状態になります。

 

 

瘀血は流産要因にもなります。瘀血の改善には、体質にあわせた漢方薬もとてもいいです。

 

 

スガヌマ薬局漢方薬剤師にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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