こんにちは。認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
オンラインで開催された第54回子宝カウンセラーの会で妊娠と顆粒膜細胞について勉強しました。
顆粒膜細胞は妊娠にとても大切です。顆粒膜細胞の質を高めて、卵子の質を高める漢方薬もあります。
詳しくは漢方相談スガヌマ薬局にてお尋ねください。
今回の子宝カウンセラーの会では、医学博士ショウキ先生にご講演いただきました。
妊娠と顆粒膜細胞が関係が深いことがよくわかりました。
講演の最後には妊娠しやすい5つの原則についてお話いただきました。
漢方、温灸、食事、運動、睡眠もとても大切です。私も不妊治療中のお客様にお話していこうと思います。
〇卵巣予備能を評価する指標
・経腟超音波で見るAFC(胞状卵胞数でカウント)
・血中AMH測定(抗ミュラー管ホルモン)
〇胞状卵胞数カウント(AFC)
右卵巣5から6個 左卵巣5から6個 2~8ミリの大きさのものがみえるのがよい。多くみえればなおよい
〇AFC Antral Follicle Count 胞状卵胞数
月経3日目に経膣超音波で見える、左右の卵巣内にある小さな卵胞2-8mmの数の合計
*AFC 胞状卵胞数の基準
4以下 極端に低い 卵巣刺激療法に対する反応は悪い。
4-6:低い
7-10:やや低い 卵巣刺激療法の量は比較的必要。
11-15:中間群卵巣刺激療法に対する反応は可
16以上:良い 卵巣刺激療法に対する反応は良好。
30以上: PCOタイプ , OHSS(卵巣過剰刺激症候群)に注意
〇AMH(抗ミュラー管ホルモン)
6㎜までの卵胞顆粒膜細胞から分泌され原始卵胞数と相関します
・年齢別AMHの中央値
1.00以下で反応不良が予想されます
〇顆粒膜細胞と卵子の質
採卵を経験された方は、卵子を手術室のモニターでご覧になったことがあると思います。
たいていの場合、卵子はモヤモヤしたものに囲まれていて あたかも小さな目玉焼きのように見えます。
このモヤモヤの正体は顆粒膜細胞(卵丘細胞)で、卵子を成熟させる大切な役割を持っています。
・卵子のグレードは顆粒膜細胞から判断される。
〇休眠状態の卵胞が目覚めるためのシグナル
・理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター個体パターニング研究チームの国際共同研究グループは、マウスを使って、卵巣内で休眠状態にある『原始卵胞』が成長するために必要な分子機構を発見しました。
この研究の成果によって、女性不妊の原因の一つになっている原始卵胞の不十分な活性化メカニズムへの理解と、将来的に不妊治療への応用が期待できます。
・哺乳類の母胎内では、生殖細胞である未熟な卵子(卵母細胞)が、体細胞である前顆粒膜細胞に囲まれた原始卵胞という形で眠っています。
性成熟後に原始卵胞は徐々に活性化して、卵胞細胞の成長と共に分裂をしながら前顆粒膜細胞が顆粒膜細胞に変化して、成熟した卵胞となります。
生殖サイクルの中で、一度に卵子を消費し尽くさないようにするには、原始卵胞の活性化が特に大切です。
・今回、国際共同研究グループの研究発表の中で、細胞分裂をして、前顆粒膜細胞から顆粒膜細胞に変化するには、前顆粒膜細胞が分泌したWnt、
タンパク質が自らの細胞に働くWntシグナル経路が大切という事が分かりました。
Wntシグナル経路は、抑制されると原始卵胞は活性化できず、不完全状態に。
そして、間接的に卵子の成長にも影響が出てしまいます。
このような結果から、Wntシグナルは、原始卵胞の活性化に関して「許容的な」役割を果たしています。
・顆粒膜細胞が機能しない卵巣は原始卵胞が活性化せず不妊を引き起こす
(妊娠しやすい5つの原則)
◉ハーバード大学の薦める妊娠しやすい五つの原則
1)自信力
2)漢方サプリ、鍼灸
3)運動療法
4)日常生活の規則化
5)必要な栄養素
◉Drショウキの薦める妊娠しやすい5つの原則
・漢方サプリ
・毎日温灸:耳、人迎(首甲状腺両側)
・運動療法:階段を昇る
・睡眠7時間(ハーバードは8時間)が必要
・必要な栄養素:天然葉酸(活性葉酸)、鉄成分(隠れ貧血対策)など
不妊とアトピーの漢方薬なら
漢方相談スガヌマ薬局へ
無料漢方相談実施中!!
ご相談ご予約お待ちしております
茨城県坂東市岩井4443
電話 0297-35-0003
FAX 0297-35-2093
メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com