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大阪で最新の不妊治療と不妊漢方の勉強をしました。

 

 

 

 

こんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

2019年6月9日(日)10時から15時30分まで新大阪の東洋医療専門学校でおこなわれた第48回子宝カウンセラーの会で不妊治療の勉強をしてきました。

 

 

 

最新の西洋の不妊治療と漢方治療の勉強をするととても刺激になります。

 

 

 

今回は、ストレスや冷え対策としての特に温灸の重要性を学びました。

 

 

 

不妊治療のお客様に積極的に温灸をおすすめしようと思います。

 

 

 

 

 

◎胚移植に向けて鍼灸、温灸及び漢方、サプリで妊娠率をあげる

 

 

 

 

医学博士 ショウキ先生から、胚移植の妊娠率を上げるための漢方と不妊治療の最新情報についてお聞きました。

 

 

 

 

舌診(不妊患者様の多くみられる舌の特徴)

 

 

・白苔、歯型がみられて、冷えがあることが多い。

 

 

・紫色の瘀血がみられることが多い。

 

 

 

小健中湯と松康仙

 

 

・移植時にホルモン補充方法で内膜が7mm以上で移植可能とされています。

 

ホルモン補充方法で厚くならない場合は、レトロゾールを使って厚くなる方もいます。

 

 

・42歳の方で内膜が薄い方の小健中湯、ショウキT–1、松康仙を3月から服用したら、6月に自然妊娠陽性になりました。

 

 

・小健中湯と抑肝散は、自律神経失調で不安がある時に使います。

 

 

・小健中湯は体を温めて血のめぐりを良くするので、精神安定作用があります。

 

 

・小健中湯は緊張、ストレス、胃腸が弱い、心身疲れ気味の方に使われています。

 

 

・小健中湯と松康泉を併用するとより精神が安定して妊娠している人が多いです。

 

 

 

 

温灸

 

 

・子宮や卵巣は冷えのダメージを非常に受けやすい器官です。

 

 

・体温は自律神経やホルモンのバランスが密接に関係しているので、体温を上げることは非常に大切なことです。

 

 

・温灸を使うことによって、冷えの改善や精神の安定によい結果が得られていることが多いです。

 

 

・温灸はよもぎをつかうことによって温熱療法にはない効果があります。

 

 

・温灸は妊娠三穴が基本です。

 

 

・温灸は週3回以上で効果があります。

 

 

 

 

温灸は、今日ご講演された日本国際中医薬振興会指定国際薬膳師早川先生、イズミ薬局・香風堂女性専科 三浦亜希子先生、橋下実沙樹先生からも温灸が妊活のよいというお話をお聞きしました。

 

 

英ウィメンズクリニックサプリメントサポートセンター長の発表

 

 

ショウキT–1

 

 

英ウィメンズクリニックサプリメントセンター長山口先生から英ウィメンズクリニックの不妊治療の患者様にショウキT–1エキスを用いた胚盤胞取得および妊娠までの年齢別引用期間の比較検討(2017年1月〜2018年12月 726例)について発表がありました。

 

 

 

英ウィメンズクリニックでは、ショウキT–1を服用された不妊治療の患者様の方が、どの年列でも優位に胚盤胞取得率および妊娠率が高いという内容でした。

 

 

 

(詳しい発表データについては漢方相談スガヌマ薬局にてお尋ねください)

 

 

 

 

 

最新の不妊治療と男性不妊治療

 

 

 

日本で1番妊娠数の多い神戸の英ウィメンズクリニック院長の苔口昭次先生から「不妊治療の最新の話題と男性不妊について」ご講演をお聞きしました。

 

 

 

 

40歳から体外受精をはじめたなら英ウィメンズクリニックでは2人に1人が赤ちゃんが授かれます。

 

 

41歳からは妊娠率が低下します。40歳の方は早めに不妊治療(体外受精)を開始した方がいいとおっしゃっていました。

 

 

今は不妊治療はデュアル(2つの方法)治療が多く使われるようになってきたそうです。

 

 

糖尿病など基礎疾患のある方の不妊治療とよい受精卵が取れても着床しない場合の対応についてもとても勉強になるお話が聞けました。

 

 

男性不妊では、精索静脈瘤の手術が保険適応になったという話から、無精子症の患者様でも精索静脈瘤がある場合は手術が必要というお話しをお聞きました。

 

 

 

 

採卵のデュアル

 

 

 

・採卵を1周期に低温期だけでなく高温期にも採卵する方法

 

 

・ランダムスタート(低温期、高温期いつでも採卵をスタートする方法)

 

 

 

 

排卵方法のデュアル

 

 

・デュアルトリガー

 

排卵誘発のためにHCG注射(rHCG注射)と同時に点鼻薬(スプレキュア点鼻薬)を両方使用する

 

 

 

 

低圧新型採卵針

 

・17G–20Gの採卵針

 

・20Gの採卵針より17G–20Gの採卵針を使った方が変性卵の回収割合が優位に低下した。

 

 

基礎疾患のある方の不妊治療

 

 

糖尿病、甲状腺異常、心臓病、精神病、自己免疫疾患など基礎疾患がある方は妊娠する前にコントロールされていることによって、妊婦さんの死亡事故が防げる例をお話しされていました。

 

 

基礎疾患がある方は、不妊治療と同時に、基礎疾患の医師との連携を患者さんにしっかり伝えていく必要を感じました。

 

 

 

よい受精卵が取れても着床しない場合の対応

 

 

・エラテスト(着床の窓)

 

 

・子宮内フローラ

 

 

・みえない子宮内膜症の対応

 

二ヶ月間生理をとめてから、戻すとうまくいかない方が妊娠にいたる例がある(特にハッキリとはわからない子宮内膜症がある時に効果がある)

 

 

 

男性不妊

 

 

・男性不妊のデュアル

 

手術時にMESA精巣上体精子回収術とTESE精巣精子回収術を併用

 

 

・精索静脈瘤手術

 

手術による精子初見の改善度70パーセント。

 

自然妊娠率は20–50パーセントまで改善する。

 

無精子症の方でも精索静脈瘤のある方は手術した方がよい精子が取れるようになる。

 

 

 

・男性の妊娠適齢期

 

卵子を活性化する精子の能力(妊娠能力)は35〜40才を境に低下する(獨協大学医科大学 岡田弘教授実施)

 

精子数:35才から毎年1.71%減少

 

精子の奇形率:41才から毎年0.84%増加

 

精子の運動率:44才から運動率は落ちる

 

(2014年3月12日日経トレンディ5081人)

 

 

講演中の英ウィメンズクリニック院長 苔口 昭次 先生

 

 

最後に苔口先生は、むずかしい場合でも(患者さんが諦めない限り)絶対に諦めないということをおっしゃっていました。

 

私も患者さんが絶対妊娠すると思って、これからも患者さんに寄り添っていこうと思います。

 

 

英ウィメンズクリニックの待合室は、ホテルのロビーのように落ち着く雰囲気

 

 

英ウィメンズクリニックについて

 

 

英ウィメンズクリニックは私が二回研修したすばらしい不妊治療クリニックです。研修の様子は下記の研修報告をご覧ください。

 

 

 

1回目の研修の様子はこちらをクリックしてください。

 

 

 

 

2回目の研修の様子はこちらをクリックしてください。

 

 

 

漢方やサプリメントも積極的に使って妊娠率をあげている病院です。詳しくは下記のご講演ごご覧ください。

 

 

 

英ウィメンズクリニック部長の土倉陽子先生のご講演はこちらをクリックしてください。

 

 

 

 

 

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