ゴースト血管を改善して10歳若返る!健康セミナー
🍀 健康セミナーレポート
【血管の若返り】老化のカギは「毛細血管」にあり!
血流から始めるゴースト血管対策
こんにちは。いつも当薬局のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「以前より疲れが取れにくくなった」
「手足の冷えが気になる」
「これからも元気に過ごせるか少し心配」――。
50代を迎える頃から、このような体の変化を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2026年5月12日(火)、株式会社和漢薬研究所 学術情報課の
中谷彩佳先生を講師にお迎えし、健康セミナーを開催しました。
今回のテーマは、
「ゴースト血管を改善して10歳若返る!~血流から始める健康セミナー~」
です。
セミナーでは、毛細血管の働きや加齢との関係、血流を保つための運動や食生活など、日常生活に取り入れやすい健康習慣について学びました。
写真① 中谷彩佳先生による健康セミナーの様子
📋 この記事で分かること
- ゴースト血管とはどのような状態なのか
- 毛細血管と冷え・疲れとの関係
- ふくらはぎの筋肉を保つことの大切さ
- 自宅でできる簡単なストレッチ
- 血流を意識した歩き方と食生活
- 東洋医学で考える「瘀血」の体質
1.放置すると怖い「ゴースト血管」とは? 😳
私たちの体内には、全身の細胞へ酸素や栄養を運ぶために、血管が網の目のように張り巡らされています。
なかでも毛細血管は非常に細く、動脈と静脈をつなぎながら、皮膚、筋肉、脳、骨、内臓など、体の隅々まで酸素や栄養を届けています。
💡 毛細血管の主な働き
- 細胞へ酸素や栄養を届ける
- 細胞から不要になった老廃物を回収する
- 体温の調節を助ける
- 皮膚や筋肉、内臓など全身の健康を支える
ところが、加齢、運動不足、睡眠不足、食生活の乱れなどが重なると、毛細血管の血流が低下し、血液が十分に流れにくくなることがあります。
血管の形が残っていても血液が十分に通わず、毛細血管としての働きが弱くなった状態は、一般に
「ゴースト血管」
と呼ばれています。
写真② 毛細血管の映像を見ながら、その働きを学びました
毛細血管の血流が低下すると、手足の冷え、肌のくすみ、疲れやすさなどに関係する可能性があると考えられています。
ただし、冷えや疲労感、肌の変化などは、貧血、甲状腺機能、心臓や血管の病気、睡眠不足など、さまざまな原因でも起こります。
🔍 このような変化はありませんか?
- 以前より手足が冷えやすくなった
- 疲れが翌日まで残ることが増えた
- 肩こりや頭重感を感じやすい
- 肌の乾燥やくすみが気になる
- 少し歩くだけで疲れやすくなった
- 体を動かす機会が減っている
ご注意ください
このチェックだけで血管の状態や病気を診断することはできません。強い症状がある場合や、症状が長く続く場合は、医療機関へご相談ください。
2.ふくらはぎは「第二の心臓」 🦵
下半身へ流れた血液を心臓へ戻すためには、ふくらはぎの筋肉の働きが大切です。
歩いたり、かかとを上げ下げしたりすると、ふくらはぎの筋肉が収縮し、静脈の血液を心臓の方向へ押し戻す働きを助けます。
この働きは
「筋肉ポンプ作用」
と呼ばれ、ふくらはぎが「第二の心臓」といわれる理由の一つです。
写真③ ふくらはぎの筋肉ポンプ作用についての説明
簡単に確認できる「指輪っかテスト」
セミナーでは、ふくらはぎの筋肉量低下の可能性を簡易的に確認する方法として、「指輪っかテスト」も紹介されました。
1
両手の親指と人差し指で輪を作ります。
2
ふくらはぎの最も太い部分を、指で作った輪で囲みます。
3
指が届かないか、ちょうど届くか、隙間ができるかを確認します。
囲めない場合
ふくらはぎに一定の太さがある状態です。
隙間ができる場合
筋肉量が少なくなっている可能性があります。
指輪っかテストは、筋肉量の傾向を確認するための簡易的な方法です。年齢、体格、むくみなどによっても結果が変わるため、結果だけで健康状態を判断することはできません。
3.毎日続けたい「血流ストレッチ」 🧘
血流を保つためには、特別な運動を一度だけ頑張るよりも、無理のない運動を毎日の生活に取り入れることが大切です。
① 両腕を上げて全身を伸ばす
- 肩の力を抜き、背筋を伸ばして立ちます。
- 息を吸いながら、両手をゆっくり頭の上へ上げます。
- 手のひらを開き、指先から脇腹まで伸びる感覚を意識します。
- 息を吐きながら、両手をゆっくり下ろします。
② 手首をつかんで体側を伸ばす
- 両腕を頭の上へ上げます。
- 左手で右手首を軽くつかみます。
- 息を吐きながら、上体をゆっくり左側へ倒します。
- 右の脇腹が伸びる位置で数秒保ち、ゆっくり中央へ戻します。
- 反対側も同じように行います。
③ 椅子に座って行う「もも上げ」
長時間立つことが不安な方は、椅子に座ったまま行う運動から始めることもできます。
- 椅子に浅めに座り、背筋を伸ばします。
- 片方の太ももを、無理のない高さまでゆっくり上げます。
- ゆっくり下ろし、反対側も同じように行います。
写真④ 椅子に座ってできる「もも上げ運動」
安全に行うために
運動中に胸の痛み、息苦しさ、強い動悸、めまい、関節の痛みなどを感じた場合は、すぐに中止してください。心臓病、高血圧、関節疾患などで治療中の方は、運動を始める前に主治医へご相談ください。
4.歩き方を工夫する「インターバル速歩」 🚶
ウォーキングをするときは、同じ速さで歩き続けるだけでなく、速い歩きとゆっくりした歩きを交互に行う方法があります。
この歩き方は
「インターバル速歩」
と呼ばれ、体力づくりや生活習慣の改善を目指す運動法の一つとして知られています。
早歩き3分
やや息が弾む程度
⇅
ゆっくり3分
呼吸を整える速さ
セミナーでは、早歩き3分とゆっくり歩き3分を交互に行う方法が紹介されました。
慣れている方は5セット、合計30分程度を目安にできますが、最初から無理をする必要はありません。
✨ 初めは無理のない回数から
- 初めは1~2セットから始める
- 体調に合わせて時間や回数を調整する
- 歩く前後に水分を補給する
- 暑い時間帯を避ける
- 週に数回でも継続することを意識する
適度なウォーキングは、下半身の筋肉を使う機会を増やし、体力や体重の維持、血圧・血糖値などの管理を支える生活習慣の一つになります。
5.毎日の食事から血管の健康を支える 🍽️
血管の健康は、一つの食品だけで決まるものではありません。
主食、主菜、副菜をそろえ、野菜、魚、肉、大豆製品などをバランスよく食べることが基本です。
毎日の料理に取り入れたい食品
🧅 玉ねぎ
硫黄化合物を含む、身近で使いやすい野菜です。
酢
塩分を控えながら、料理に酸味を加えられます。
ショウガ
温かい料理や飲み物にも取り入れやすい食材です。
🐟 青魚
サバ、イワシ、サンマなどにはEPAやDHAが含まれます。
香りや風味を楽しむ食品
ヒハツ
コショウの仲間で、香辛料として少量使用できます。
シナモン
飲み物や料理の香りづけとして利用できます。
ルイボスティー
ノンカフェインのお茶として楽しめます。
毛細血管の働きで注目される「Tie2」とは?
毛細血管の内側には、血管の安定性に関わる
「Tie2(タイツー)」
という受容体があります。
ヒハツ、シナモン、ルイボスなどに含まれる一部の成分について、Tie2に関連する研究が行われています。
ただし、これらの食品を食べればゴースト血管が必ず元に戻るという意味ではありません。特定の食品に偏らず、食事全体のバランスを整えることが大切です。
摂り過ぎには注意しましょう
香辛料や健康茶は、多く摂れば効果が高まるわけではありません。胃腸が弱い方、妊娠中の方、持病がある方、薬を服用している方は、医師や薬剤師へご確認ください。
6.東洋医学で考える「血の巡り」 🌿
東洋医学では、体を養う「血(けつ)」の巡りが滞った状態を
「瘀血(おけつ)」
と表現します。
瘀血の傾向がある方では、冷え、肩こり、頭痛、生理痛、手足のしびれ、肌のくすみなどがみられることがあります。
ただし、同じ「冷え」や「疲れ」であっても、その背景にある体質は一人ひとり異なります。
漢方相談で確認する主なポイント
- 冷えを感じる場所や時間帯
- 疲れ方や睡眠の状態
- 食欲、胃もたれ、便通など胃腸の状態
- 肩こり、頭痛、むくみの有無
- 舌や顔色などの体質傾向
- 現在服用している薬や健康食品
漢方薬は、「血流に良い」とされるものを一律に選べばよいわけではありません。
血の巡りだけでなく、冷え、体力、胃腸の働き、血の不足、水分代謝なども含めて、体質に合ったものを選ぶことが大切です。
漢方薬は体質に合わせて選びます
漢方薬や自然薬は、現在の症状、体質、治療中の病気、服用中のお薬によって選び方が変わります。自己判断で追加したり中止したりせず、医師や薬剤師へご相談ください。
7.参加者の皆さまと楽しく実践しました 😊
セミナーでは、講師のお話を聞くだけでなく、参加者の皆さまと一緒に腕を上げたり、体を伸ばしたりしながら、実際に運動を行いました。
会場からは、「これなら家でも続けられそう」「歩き方を少し意識してみたい」といった声も聞かれ、終始和やかな雰囲気となりました。
写真⑤ 参加者の皆さまと一緒にストレッチを実践しました
8.今日からできる血流ケア 🍀
血管の健康を守るためには、特別なことを一度だけ行うよりも、小さな習慣を無理なく続けることが大切です。
- 朝や仕事の合間に両腕を伸ばす
- 長時間座り続けず、こまめに立ち上がる
- 近い場所へはできる範囲で歩く
- 野菜、たんぱく質、主食をバランスよく食べる
- 十分な睡眠時間を確保する
- 定期健診を受け、血圧や血糖値を確認する
まずは今日から、深呼吸をしながら両腕を伸ばす、いつもより少しだけ歩く時間を増やすなど、続けやすいことから始めてみましょう。
📢 次回健康セミナーのお知らせ
夏こそ大切!
肝臓を守る漢方的健康法
~脂肪肝・生活習慣病を防ぐ方法~
2026年7月15日(水)
血管の健康を守るうえでも、食事や生活習慣を整え、体の内側から健康を支えることが大切です。
次回は、 「夏こそ大切!肝臓を守る漢方的健康法」 をテーマに開催します。
脂肪肝や生活習慣病を防ぐために、日頃から意識したい食事や生活習慣を、漢方的な視点も交えながら分かりやすくお話しします。
ご興味のある方は、どうぞお早めにお申し込みください。
冷えや疲れ、血の巡りが気になる方へ
「手足の冷えがなかなか改善しない」
「以前より疲れやすくなった」
「自分の体質に合う漢方薬を知りたい」
このようなお悩みがある方は、どうぞ一度ご相談ください。
漢方相談スガヌマ薬局では、現在のお悩みだけでなく、胃腸の状態、睡眠、生活習慣、服用中のお薬などを丁寧に確認し、お一人おひとりの体質に合わせた漢方や養生法をご提案しています。
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