漢方

繰り返す湿疹・かゆみに|皮膚科治療と漢方で考える皮膚トラブル【茨城県坂東市】

2026年7月31日

こんにちは。
茨城県坂東市で1871年に創業し、150年以上にわたり地域の皆さまの健康を支えてきた「漢方相談スガヌマ薬局」の漢方薬剤師、菅沼真一郎です。

皮膚トラブルの漢方相談を行う漢方相談スガヌマ薬局

毎日鏡を見るのが憂うつになったり、夜も眠れないほどのかゆみに悩まされたり……。治ってはまた繰り返す皮膚トラブルは、本当におつらいものです。

当薬局にも、湿疹、かゆみ、赤み、乾燥、ジュクジュクなどが長引き、「いろいろ試してきたけれど、また繰り返してしまう」とご相談に来られる方がいらっしゃいます。

今回は、スガヌマ薬局が皮膚のご相談をお受けするときに、どのような視点で皮膚と全身の状態を確認しているのかをご紹介します。

🌿 結論

繰り返す皮膚トラブルでは、皮膚科による診断と治療を基本にしながら、中医学の視点で体調や生活習慣も一緒に見直すことが大切です。

🔍 西洋医学と中医学、「2つの虫眼鏡」で考える

皮膚の表面に現れる赤み、乾燥、腫れ、かゆみ、浸出液などは、皮膚の炎症やバリア機能の状態を知る大切な手がかりです。

西洋医学では、皮膚の状態を観察し、必要に応じて検査を行い、病名や炎症の程度を判断します。感染症、アレルギー、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎などでは対応が異なるため、まず皮膚科で適切な診断を受けることが重要です。

一方、中医学では、皮膚の状態だけでなく、胃腸の調子、便通、睡眠、冷えやのぼせ、汗、むくみ、月経、疲労、ストレスなども伺い、全身のバランスを整理します。

つまり、皮膚そのものを詳しく見る西洋医学の視点と、皮膚を含めた全身の状態を考える中医学の視点を組み合わせ、今できる対策を一つずつ見つけていくのです。

💡 大切な考え方
漢方相談は皮膚科治療の代わりではありません。処方された塗り薬や飲み薬は自己判断で中止せず、治療内容を変更したい場合は、必ず処方医にご相談ください。

🔢 知っておきたい「皮膚の数字」

約4週間(28日)は、あくまで一つの目安

「皮膚のターンオーバーは28日」と聞いたことがある方も多いかもしれません。

しかし、約28日という数字は、主に若い年代の健康な皮膚における目安です。実際の周期は、年齢、部位、炎症の有無、体調などによって異なります。すべての方の皮膚が、必ず28日で同じように生まれ変わるわけではありません。

皮膚の表面にある表皮では、深い部分で生まれた細胞が少しずつ表面へ移動し、角質となって剥がれ落ちます。この過程で、角質層の水分を保つ天然保湿因子や細胞間脂質なども関わり、皮膚のバリア機能を支えています。

中医学では、体を動かし、その働きを支える力を「気(き)」、皮膚を養うものを「血(けつ)」、体を潤す水分を「津液(しんえき)」という考え方で捉えます。これらは中医学独自の概念であり、現代医学の臓器や検査値とそのまま対応するものではありません。

皮膚トラブルの漢方相談を行うスガヌマ薬局の相談スペース

👀 あなたの皮膚トラブルは、どのような状態ですか?

当薬局では、皮膚の色、乾燥、熱感、腫れ、浸出液、かゆみの強さなどを確認し、中医学の「弁証(べんしょう)」という方法で全身の状態を整理します。

例えば、一言で「赤い湿疹」といっても、見え方や経過はさまざまです。次の分類は診断ではなく、漢方相談で状態を確認する際の一例です。

🔥 赤みや熱感が強いタイプ

赤み、ほてり、熱感が目立ち、温まるとかゆみが強くなる場合などです。中医学では「熱」や「風」などの状態を検討します。

🟤 赤みや色素沈着が残りやすいタイプ

皮膚の赤みや茶色っぽい色が続く場合には、炎症の経過に加え、中医学では血の巡りに関わる「瘀血(おけつ)」なども検討します。

💧 ジュクジュク・水ぶくれがあるタイプ

浸出液や水ぶくれ、腫れが目立つ場合です。中医学では「湿」や「湿熱」などを検討し、胃腸の状態やむくみ、便通なども併せて確認します。

🍂 乾燥・粉ふき・ひび割れが目立つタイプ

乾燥して皮膚が硬くなったり、粉をふいたり、ひび割れたりする場合です。中医学では「血」や「津液」による潤いが不足していないかなどを確認します。

同じ方でも、季節や体調、治療経過によって皮膚の状態は変化します。見た目だけで決めつけず、これまでの経過や全身状態を含めて考えることが大切です。

🚑 先に医療機関を受診していただきたい症状

  • 急速に広がる発疹や水ぶくれ
  • 高熱、強い痛み、膿などを伴う
  • 目や口の周囲、粘膜に症状がある
  • 顔や喉の腫れ、息苦しさがある
  • 新しい薬を使用した後に全身へ発疹が出た

このような場合は漢方相談よりも医療機関への受診を優先してください。息苦しさや意識の異常など緊急性が高い場合は、救急要請を検討してください。

🌱 強い症状への対応と、繰り返しにくい状態づくり

中医学では、今現れているつらい症状への対応を「標治(ひょうち)」、症状に関係する体質や全身状態を整える考え方を「本治(ほんち)」と呼びます。

赤みやかゆみが強い時期には、まず適切な診断と治療によって炎症を抑えることが大切です。症状が落ち着いてきたら、保湿、洗浄方法、汗や摩擦への対策、睡眠、食生活などを確認し、繰り返しやすい要因を少しずつ整理していきます。

慢性的な皮膚炎では、1~2週間で皮膚が完全に元の状態へ戻るとは限りません。皮膚の状態を確認しながら、無理なく続けられる方法を一緒に考えることが大切です。

「ずっと治らないかもしれない」と一人で抱え込む前に、今の治療や生活の中で見直せることがないか、一度ゆっくり整理してみませんか。

📋 スガヌマ薬局の皮膚相談で確認すること

皮膚は、写真だけでは分からないことがたくさんあります。当薬局では、主に次の点を確認します。

1.皮膚症状の経過

いつ頃から始まったか、どこに出やすいか、赤み・乾燥・熱感・腫れ・浸出液の有無、かゆみが強い時間帯、季節や天候との関係などを伺います。

2.現在の治療とスキンケア

皮膚科での診断名、使用中の塗り薬や飲み薬、保湿剤・洗浄剤・化粧品、薬を塗る量・回数・順番などを確認します。

3.悪化しやすい生活上の要因

汗、乾燥、衣類やマスクによる摩擦、仕事や家事で触れる洗剤・薬品・金属、睡眠不足、疲労、ストレス、食生活、飲酒、間食などを確認します。

4.全身の体調

食欲、胃もたれ、便通、冷え、のぼせ、汗、むくみ、睡眠の質、月経や更年期に伴う変化などを伺います。

🎒 ご相談時にあると役立つもの

    • 症状が強い日に撮影した写真
    • お薬手帳
  • 使用中の塗り薬や飲み薬
  • 保湿剤、洗浄剤、化粧品など
  • 検査結果

すべてそろっていなくてもご相談いただけます。お持ちのものだけで構いません。

 

 

🏪 漢方相談の流れ

1.LINE・電話・予約フォームからご予約

ご予約なしでも相談できますが、漢方相談には時間がかかるため、事前予約をおすすめします。前日・当日のご予約は、お電話でお問い合わせください。

2.初回カウンセリング

初回は約60分を目安に、症状の経過、皮膚科での治療、生活習慣、全身の体調を伺います。皮膚の状態やご相談内容によって、時間が前後する場合があります。

3.漢方薬・スキンケア・養生法のご提案

現在の治療、体調、ご希望、ご予算を確認したうえで、必要に応じて漢方薬、スキンケア、食事や生活上の工夫をご提案します。ご購入を無理におすすめすることはありません。

4.服用後・使用後の確認

皮膚の変化、かゆみ、睡眠、胃腸の状態などを確認しながら、その時点の状態に合わせて内容を見直します。

💰 相談料と費用の目安

内容 料金・目安
店頭での漢方相談 無料
皮膚相談でご提案する商品の費用 漢方薬などを含め、1か月1万~2万円程度の方が多いです。

必要な内容や費用は、皮膚の状態、体質、使用する商品によって異なります。無理なく続けられることも大切ですので、ご予算がある方は相談時に遠慮なくお伝えください。

❓ よくあるご質問

Q.皮膚科の薬を使いながら漢方相談はできますか?

A.はい、ご相談いただけます。
お薬手帳や使用中の塗り薬を確認し、現在の治療を大切にしながらご相談を進めます。処方薬は自己判断で中止せず、変更が必要な場合は処方医にご相談ください。

Q.ステロイド外用薬をやめられますか?

A.一律にはお答えできません。
使用中の薬を減らしたり中止したりできるかどうかは、診断、皮膚の状態、治療経過によって異なります。当薬局から一律に中止をおすすめすることはありません。まずは炎症を適切に抑え、主治医と相談しながら使い方を調整することが大切です。

Q.皮膚の写真だけでも相談できますか?

A.写真は参考になりますが、写真だけで原因や体質を判断することはできません。
症状の経過、現在の治療、生活習慣、全身の体調も併せて伺います。

Q.漢方薬はどのくらいで変化が分かりますか?

A.症状の種類や強さ、続いている期間、体質などによって異なります。
急性の症状と慢性化した皮膚症状では経過も異なるため、一律にはお答えできません。一定期間ごとに状態を確認し、必要に応じて内容を見直します。

Q.相談したら、必ず漢方薬を購入しなければなりませんか?

A.いいえ。
現在の治療や生活状況を確認し、必要な選択肢をご説明したうえで、ご本人に決めていただきます。店頭相談は無料です。

🍀 一人で「また繰り返すかもしれない」と悩まないでください

湿疹やかゆみが長く続くと、「何をしても同じなのではないか」と感じてしまうことがあります。

しかし、皮膚科での診断と治療を基本に、薬の使い方、保湿、洗浄、汗や摩擦への対策、睡眠や食生活などを一つずつ整理することで、見直せることはあります。

漢方相談スガヌマ薬局では、皮膚の状態だけでなく、これまでの経過や体調、生活背景まで丁寧に伺います。

「今の治療を続けながら、ほかにできることを知りたい」

「自分の症状を一度ゆっくり整理したい」

そのようなご相談でも構いません。どうぞ肩の力を抜いて、お話をお聞かせください。

📱 皮膚の漢方相談・ご予約

症状の経過や現在の治療について、分かる範囲でお知らせください。

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電話で相談する(0297-35-0003)

※前日・当日のご予約は、お電話でお願いいたします。

🏠 漢方相談スガヌマ薬局

〒306-0631 茨城県坂東市岩井4443

電話:0297-35-0003

営業時間:9:00~19:30

定休日:日曜日・祝日

駐車場:10台

店頭相談:無料/初回相談:約60分

【ご注意】
本記事は一般的な健康情報と中医学の考え方をご紹介するもので、診断や治療を目的としたものではありません。皮膚症状の原因や適切な治療は一人ひとり異なります。症状が強い場合や長引く場合は、医療機関へご相談ください。

【参考資料】
・公益社団法人日本皮膚科学会・一般社団法人日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」
https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/ADGL2024.pdf
(最終確認:2026年7月30日)

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