漢方

妊活セミナー報告|妊娠力を高める生活習慣と漢方の力

2026年7月17日

【妊活セミナー報告】妊娠に向けた体づくりと漢方の力

〜ご夫婦で取り組む5つのポイント〜

漢方相談スガヌマ薬局の妊活セミナーに参加された皆様と講師の様子

2026年7月4日に開催した子宝セミナーの様子です

皆様、こんにちは。
茨城県坂東市で150年にわたり地域の皆様の健康をサポートしております、漢方相談スガヌマ薬局です。

妊活中は、
「何をすればよいのだろう」
「年齢的に大丈夫だろうか」
「病院の治療だけでよいのだろうか」
と、不安になることもあると思います。

妊活は、病院での検査や治療を大切にしながら、毎日の生活習慣や体質を整えていくことも大切です。
卵子・精子・子宮内膜が育つ体の環境を整えることは、妊娠に向けた体づくりの大切な土台になります。

今回は、2026年7月4日に当薬局で開催した「子宝セミナー」の内容から、ご夫婦で今日から取り組める生活習慣と、漢方の考え方についてお伝えいたします。

結論:妊活は「卵子・精子・睡眠・血流」を整えることが大切です

病院での治療だけでなく、ご夫婦の生活習慣を見直し、体の土台を整えていくことが、妊娠に向けた大切な一歩になります。

妊活セミナーで講師が生活習慣と漢方について説明している様子

妊活中の生活習慣や漢方の考え方について、わかりやすくお話しいただきました

ご夫婦で意識したい5つのポイント

  1. 卵子を育てる低温期を大切にする
  2. 寝る前のスマホを控え、睡眠の質を整える
  3. 男性側も精子のための生活習慣を見直す
  4. やせすぎ・太りすぎに注意し、無理のない体重管理を行う
  5. 食事・飲み物は体質に合わせて選ぶ

妊活は、女性だけが頑張るものではありません。
ご夫婦で生活習慣を見直し、同じ方向を向いて体づくりを進めていくことが大切です。

妊活セミナーで資料を使って説明している様子

セミナーでは、資料を見ながら妊娠に向けた体づくりを学びました

1. 卵子を育てる「低温期」を大切にしましょう

漢方では、月経周期の中でも「低温期」をとても大切に考えます。

低温期は、卵子が育っていく大切な時期です。
この時期に、血流・栄養・睡眠・胃腸の働き・冷え・ストレスなどを整えていくことが、妊娠に向けた体づくりにつながります。

「排卵が遅いと、卵子の質が悪いのでしょうか」

このようなご相談をいただくことがあります。もちろん、排卵のリズムを整えることは大切です。
ただし、排卵が少し遅いからといって、それだけで「卵子の質が悪い」と決めつける必要はありません。

大切なのは、卵子が育つ期間に、体の環境をできるだけ整えていくことです。

漢方相談スガヌマ薬局では、基礎体温、月経周期、採卵・移植の予定、病院での検査結果、冷えや胃腸の状態などを確認しながら、その方に合った漢方と養生をご提案しています。

2. 睡眠の質と「寝る前スマホ」に注意しましょう

妊活中に意外と大切なのが、睡眠です。

睡眠は、体の回復、自律神経、ホルモンバランスに関係します。
厚生労働省の健康情報でも、夕方から深夜にかけて浴びる光は体内時計を遅らせる方向に作用し、スマートフォンやタブレットなどの光、特にブルーライトには注意が必要とされています。

妊活中の睡眠習慣チェック

  • 寝る2時間前からスマホを見る時間を減らす
  • スマホを寝室に持ち込まない
  • 寝る前は照明を少し暗めにする
  • できるだけ毎日同じ時間に起きる
  • 睡眠時間を削りすぎない

「寝る前に少しだけ」と思ってスマホを見ていても、気づくと時間が過ぎていることがあります。
まずは、寝る前30分だけでもスマホを離すことから始めてみましょう。

3. 男性不妊の対策は「熱・体重・運動」がポイントです

男性不妊について説明した妊活セミナー資料

妊活では、男性側の体づくりも大切です

妊活は、ご夫婦お二人で取り組むものです。
精子の状態は、生活習慣の影響を受けやすいといわれています。

特に男性の場合、次のような習慣には注意が必要です。

  • 座っている時間が長い
  • 運動不足
  • 体重が増えている
  • 睡眠不足
  • 喫煙・飲酒が多い
  • サウナや長風呂などで下半身に熱がこもりやすい

男性側の体づくりとしては、まず「座りっぱなしを減らす」「歩く」「軽い筋トレをする」ことが大切です。
スクワットなど、太ももや下半身を使う運動は、無理なく始めやすい方法です。

ただし、急に激しい運動を始める必要はありません。
まずは1日10回のスクワット、または10分の散歩からでも十分です。

妊活は夫婦で支え合って取り組むことが大切だと伝えるセミナー資料

妊活では、お互いに責め合わず、ご夫婦で支え合うことが大切です

妊活中は、検査結果や治療の予定に気持ちが振り回されることもあります。
だからこそ、ご夫婦で同じ方向を向き、できることを一つずつ続けていくことが大切です。

4. 妊娠に向けた体重管理は、無理なく行いましょう

妊活中は、やせすぎにも太りすぎにも注意が必要です。

日本の基準では、BMI18.5以上25未満が普通体重、BMI25以上が肥満に分類されます。
また、もっとも疾病が少ない標準体重の目安として、BMI22が用いられています。

妊活中の体重管理で大切なこと

数字だけを見て焦ることではなく、食事内容・睡眠・運動を見直しながら、少しずつ体を整えていくことです。

無理なダイエットや急激な体重減少は、貧血、月経不順、疲労感につながることがあります。
体重を整えたい場合は、短期間で大きく落とすのではなく、無理のないペースで行いましょう。

特に、妊娠後は体重管理も大切になります。肥満がある場合、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などに注意が必要とされています。
妊活中から、ご自身に合った無理のない体重管理を意識していきましょう。

5. 妊活中の食事と飲み物は、体質に合わせて選びましょう

妊活中は、普段の食事や飲み物も大切です。

今回のセミナーでは、黒豆茶やルイボスティー、コーヒー、鉄分の吸収についての質問もありました。

黒豆などの黒い食材には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含むものがあります。
漢方の養生では、黒い食材を「腎」を補う食材として考えることもあります。

ただし、大切なのは「体質に合っているか」です

どんな食品や飲み物も、「これを飲めば妊娠する」というものではありません。
冷えが強い方、胃腸が弱い方、むくみやすい方、のぼせやすい方では、合うものが変わります。

また、鉄不足が気になる方は、食後すぐのコーヒーや濃いお茶の飲み方にも注意が必要です。
コーヒーや緑茶は、非ヘム鉄の吸収に影響する可能性があると報告されています。

妊活中の食事で意識したいこと

  • たんぱく質をしっかり取る
  • 鉄分を含む食品を意識する
  • 冷たい飲み物を取りすぎない
  • 甘いものを控えめにする
  • 胃腸に負担をかけすぎない
  • よく噛んで食べる

体によいと言われるものでも、体質によって合う・合わないがあります。
迷ったときは、自己判断で増やしすぎず、体質に合うかどうかをご相談ください。

漢方は「その方に合うもの」を選ぶことが大切です

妊活の漢方は、名前だけで選ぶものではありません。
同じ妊活でも、体質は人によって違います。

  • 冷えが強い方
  • 胃腸が弱い方
  • 疲れやすい方
  • ストレスが強い方
  • 生理痛が強い方
  • 排卵が遅れやすい方
  • 高温期が不安定な方
  • 採卵に向けて整えたい方
  • 移植に向けて整えたい方
  • 男性側の精子の状態が気になる方

それぞれに、必要なサポートは異なります。

漢方相談スガヌマ薬局では、病院での治療内容や検査結果を確認しながら、西洋医学の情報と漢方の考え方をあわせて、一人ひとりに合った体づくりをご提案しています。

これまで漢方相談スガヌマ薬局では、妊娠が難しいと言われた方や、病院での不妊治療を続けている方からも多くのご相談をいただいてきました。
その中で、体質や生活習慣を整えながら妊娠につながった方も多くいらっしゃいます。

一人で悩まず、ご相談ください

インターネット上には、妊活に関する情報がたくさんあります。
しかし、本当に必要なケアは、お一人おひとりの体質や状況によって異なります。

このようなお悩みはありませんか?

  • 年齢が気になる
  • 採卵しても卵が育ちにくい
  • 移植に向けて体を整えたい
  • 流産を経験して不安がある
  • 男性側の精子の状態が気になる
  • 病院の治療と漢方を併用したい

このようなお悩みがありましたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
ご夫婦の望む未来へ向けて、私たちがしっかり伴走いたします。

子宝相談のご案内

漢方相談スガヌマ薬局では、子宝相談を行っております。

病院での治療内容や検査結果を確認しながら、漢方薬剤師・認定子宝カウンセラーが、体質に合わせた漢方と生活養生をご提案いたします。

ご相談は店頭相談のほか、お電話・オンライン相談にも対応しております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

漢方相談スガヌマ薬局
茨城県坂東市岩井4443
漢方薬剤師・認定子宝カウンセラー
菅沼真一郎・菅沼由美子
子宝相談専用電話:0120-12-9339

参考・出典

  • 子宝セミナー文字起こし資料、2026年7月4日開催内容より。
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」、2025年6月1日更新。
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-004.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」、2019年12月17日掲載。
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-001.html
  • American Society for Reproductive Medicine「Obesity and reproduction: a committee opinion」、2021年。
    https://www.asrm.org/practice-guidance/practice-committee-documents/obesity-and-reproduction-a-committee-opinion-2021/
  • Mayo Clinic「Healthy sperm: Improving your fertility」、2025年3月11日更新。
    https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/getting-pregnant/in-depth/fertility/art-20047584
  • Lee J. et al.「Association between Coffee and Green Tea Consumption and Iron Deficiency Anemia」、2023年。
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10040266/

※本記事は、妊活中の生活養生や漢方相談の考え方をわかりやすくお伝えするものです。医療機関で治療中の方、薬を服用中の方は、自己判断で治療を中止せず、主治医の指示を大切にしてください。

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