❄️冬の漢方養生|立冬から始める血管ケアと冷え対策
2025年11月7日は二十四節気の「立冬」にあたります。
この日を境に暦の上では冬に入り、自然界はエネルギーを内へと蓄える「閉蔵(へいぞう)」の季節になります。
今回の健康セミナーでは、日本中医薬研究会 専任講師 医学博士 王愛延 先生から「冬の漢方養生」についてご講演いただきました。
寒さと乾燥が強まる冬を健やかに過ごすためのヒントを、まとめてご紹介いたします。

【目次】
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🌿 冬の養生ポイント ①温潤・②活血
┗ ♨️ 温めて潤す(温・潤)
┗ 💓 血流を促す(活血)
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🌬 冬は「寒邪」と「燥邪」が強まる季節

冬になると、気温が低下し空気が乾燥します。
中医学では、寒さを「寒邪」、乾燥を「燥邪」と呼びます。
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❄ 血管の収縮、冷え、体のこわばり
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🍂 皮膚や粘膜の乾燥、呼吸器トラブル
さらに、寒さで血管が縮むと血圧が上がり、心血管・脳血管の負担が増えてしまいます。
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🌿【冬の養生ポイント】①温潤 ②活血
♨️① 温めて潤す(温・潤)

冬の冷えと乾燥から身を守るため、からだを温め、潤いを保つことが大切です。
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手足の冷え
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皮膚の乾燥
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咳・のどの不調
冬に起こりやすいトラブルは、「温」と「潤」が不足しているサインといえます。
💓② 血流を促す(活血)
「寒は血を凝らす」という中医学の言葉があります。
冬の寒さにより血行が滞り、頭痛、肩こり、足の冷え、シミなどのトラブルにつながりやすくなります。
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🩸【血】が不足するとき・滞るとき
🌸● 血が不足する(血虚)
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めまい
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爪が割れる
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経血が少ない
→ レバー、黒ゴマ、ほうれん草、豚肉などがおすすめです。
🌑● 血が滞る(瘀血)
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肩こり
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手足の冷え
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シミ
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経血に塊
→ ストレッチ、適度な運動、禁煙が効果的
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🧠寒さと血管トラブルの関係
寒い季節は、脳梗塞や心筋梗塞など心血管疾患が増える時期です。
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血管収縮
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血圧上昇
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血流悪化
早朝や寒暖差が大きい日はご注意ください。
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🔍【癧血(おけつ)】簡単セルフチェック

冬は血流が滞りやすいため、瘀血が悪化しやすい季節です。
以下の項目に当てはまるものがないか、一度チェックしてみましょう👇
□ 男性45歳以上 / 女性55歳以上
□ 慢性的な痛み(肩こり・頭痛・腰痛など)
□ 黒ずみやあざが消えにくい
□ しこり(腫瘍)がある
□ 舌の色が紫色
□ 舌に紫色の斑点(癧斑・瘀斑)がある
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🌱冬は「根本を養う季節」
冬は、身体のエネルギーを内側に蓄える大切な時期です。
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温める🌡
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潤す💧
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血を巡らせる🩸
これらを意識して、ゆっくり春を迎えましょう。
寒さがつらい、冷えが気になる、血圧が不安…という場合は、体質に合わせた漢方でサポートが可能です。
北京研修で深まった“妊活と養生”の視点
2025年10月、私、菅沼真一郎は中国・北京にある北京西京中医院にて、
不妊漢方の名医・王必勤先生(主任医師)のもとで研修を受けました。
王必勤先生は、長年にわたり不妊治療・周期療法を専門にされている中国屈指の名医で、
研修では「焦らない妊活」「心とからだを整える妊活」の重要性を改めて学びました。

また、研修の合間には中国・北京の名所である天壇を訪れ、
皆さまの健康とご多幸を、心を込めてお祈りしてまいりました。
🌿 漢方相談スガヌマ薬局
茨城県坂東市・創業150年の漢方専門薬局です。
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皆さまの冬の健康管理に、少しでもお役に立てたら幸いです。
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