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中医薬サミット・学術交流会で漢方薬の勉強をしました

 

 

こんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

201948日に東京プリンスホテルで開催された世界中医薬学会連合会アジア太平洋地域中医薬サミット・学術交流会に行ってきました。

 

不妊症や皮膚病、痛風などの漢方薬の勉強をしてきました。

 

今回、勉強したことを生かして健康漢方相談がんばります。

 

下記の講演を聞いた感想を記載しています。

 

個々の漢方薬のついては漢方相談スガヌマ薬局店頭にてお尋ねください。

 

 

 

じん常性乾癬における血分論治〜中医学理論へのアプローチ〜(上海中医薬大学附属岳陽病院 李 斌先生)

 

 

乾癬血熱症血瘀症血燥症3タイプとその治療について講義をお聞きしました。

 

いずれの場合も便秘の確認が大切だと思いました。

 

また、乾癬には瘀血要因も大きいということもわかりました。

 

乾癬の漢方薬をお渡しする時は、便秘の確認を必ずすることと、瘀血の漢方薬を考慮していこうと思いました。

 

 

 

痛風の治療における亀甲羅の作用機序の研究(  湖北老中醫製薬株式会社 韋 山先生)

 

痛風には亀甲羅の漢方薬が効果があるということをお聞きしました。

 

痛風において亀甲羅の健康食品の可能性について考えてみようと思いました。

 

 

 

清熱解毒法による子宮内膜癌への治療のエビデンス研究(北京中医薬大学附属東直門病院 包 暁霞先生)

 

 

子宮内膜癌に清熱解毒の漢方薬を使った治療効果の発表をお聞きしました。

 

漢方薬も優位に子宮内膜癌に効果があるようです。

 

 

 

 

 

 

肝腎理論に基づく不妊症の弁証(黒竜江中医薬大学 韓 鳳娟先生・河野 康文先生)

 

 

 

40歳の不妊症の患者さんが肝腎理論に基づく漢方治療をした結果、妊娠・出産した例を学びました。

 

不妊症では、中医学の肝と腎の弁証論治を考えていこうと思いました。

 

中医学の肝の改善には心の落ち着きが大切です。

 

先生は、心が落ち着いて妊娠できると考えていて、ストレスによりホルモンバランスが崩れてしまうことを強調されていました。

 

私も不妊治療のために、子宝相談のお客様に寄り添って、カウンセリングを通じてよりいっそうお客様の心の平穏を心がけていこうと思います。

 

 

 

 

高齢不妊における中医的対応(日本中医薬研究会 カバヤ薬局 魯 紅梅先生)

 

 

晩婚夫婦の子宝相談についてお話をお聞きしました。

 

漢方薬3割、生活習慣7割くらい高齢不妊症において大切とおっしゃっていました。

 

症例として、39AMH0.59の方が自然妊娠された例をあげていました。

 

先生はカウンセリングで心をケアすることと、西洋的治療の勉強をすることを強調されていました。

 

私も常不妊治療中のお客様のために勉強してこうと思います。

 

 

 

 

難治性不妊における周期調節法とシベリア霊芝の有効性について(日本中医薬研究会 漢方の本陣薬局 竹内 聡先生)

 

 

先生は妊娠しにくい不妊治療として4例の症例を発表されていました。

 

症例では、漢方薬を42ヶ月間服用して自然妊娠された例も発表されていました。

 

夏先生の周期調節法にシベリア霊芝を加えて、難治性不妊に対応されていました。

 

私も夏先生の周期調節法を勉強して不妊症の方におすすめしています。

 

講演後、講師の先生にお聞きしたらシベリア霊芝は12粒~6粒、生理中に多めにつかっているそうです。

 

これからはシベリア霊芝の使用について難治性不妊の方に積極的に使っていこうと思います。

 

 

 

 

健脾理気法の併用で治療した不妊症50例の報告(日本中医薬研究会 ヘルスファーマシィタカキ大林店 宇野 陽子先生)

 

 

日本人の不妊症の方は、長年の食生活の乱れから脾胃の状態が悪い方が多いとおっしゃっていました。

 

先生の症例では、ほとんどの患者さんに胃腸を強くする補脾理気薬を使っていまいした。

 

便秘、下痢(軟便)、食後胃もたれなど胃腸の弱りのある方に、補脾理気薬を使っていこうと思います。

 

 

 

 

安胎と栓友病について(南京中医薬大学 談 勇先生)

 

 

習慣性流産の原因 

 

遺伝性PTS(血栓形成傾向・血栓症)、後天性PTS、抗リン脂質抗体症候群(APS)、続発性高ホモシステイン血症、続発性APCR(活性化プロティンC抵抗)、アンチトロピン欠如、その他

 

治療(抗凝固)

 

アスピリン、抗凝血薬(ヘパリン、LMWH(低分子量ヘパリン)、ワルファリン(妊娠中禁用、哺乳期可)、ファンダパリヌクスナトリウム)

 

 

 

習慣性場合は、補腎と安胎だけでなく、瘀血の改善も必要という勉強をしました。

 

習慣性流産の時は、瘀血の漢方薬を使うこともこれからは考慮したいと思います。

 

 

 

多嚢胞性卵巣症候群における韓氏婦人科の治療方案について(黒龍江中医薬大学 韓延華先生)

 

 

中医学的には腎と肝の他に痰と瘀がPCOSが関わっています。

 

講演では、23歳、身長158cm、体重85kg、月経稀発7ヶ月1回の症例を取り上げていました。

 

漢方薬と食事制限と運動を続けて、6ヶ月間の治療で生理が回復しました。食事と運動によって体重も85kgから75kgまで減りました。

 

漢方薬の服用もさることながら、食事と運動の指導によって生理が回復しています。

 

私もPCOSの方には食事と運動の指導をしっかりおこなおうと思いました。

 

 

 

前半の内容はこちらのブログをご覧ください

日本中医薬研究会全国大会で漢方薬の研修しました

 

 

 

今回の研修会は、とても勉強になりました。

 

個々の漢方薬の使い方についてお知りになりたい方は、漢方相談スガヌマ薬局店頭にてお尋ねください。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2018年全国実力薬局漢方相談部門受賞 スガヌマ薬局

 

 

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