【開催報告】第60回 スガヌマ薬局 健康セミナー ~腎臓を守り、健康長寿を目指すために~
🌿 2026年10月3日(土)開催 🌿
【開催報告】第60回
スガヌマ薬局 健康セミナー
~腎臓を守り、健康長寿を目指すために~
皆様、こんにちは😊
茨城県坂東市の漢方相談スガヌマ薬局、店長・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
2026年10月3日(土)、第60回健康セミナーを開催いたしました。
おかげさまで、今回で60回という大きな節目を迎えることができました。
これまでご参加いただいた皆様、そして今回足を運んでくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
🌸 今回のテーマは「腎臓と健康長寿」。
腎臓の働きや健康診断の数値、お薬との上手な付き合い方など、毎日の健康に役立つ大切なお話を学びました。
🌿 私が「健康指導」を大切にしている理由

セミナーの冒頭では、私自身が薬剤師を目指したきっかけや、健康指導への想いについてお話ししました。
実は私は、子どもの頃、身体が弱く、両親に心配をかけていました。
その後、薬剤師として精神科の門前薬局などで経験を積む中で、お薬の副作用に悩まれている方々とも接してきました。
そうした経験から、
「薬をお渡しするだけでなく、
健康法をお伝えすることが大切」
という想いを強く持つようになりました。
病院での治療や西洋医学のお薬の大切さを理解したうえで、漢方相談や食事・運動・睡眠などの生活習慣についても、お一人おひとりに合ったご提案をしていきたいと考えています。
私自身も国内の漢方・中医学の勉強会に加え、中国・北京での研修など、学びを続けています。
スガヌマ薬局では、「健康で、元気に、長生きしていただくこと」を大切に、日々の相談に取り組んでいます😊
🎤 特別講演「健康こそ最大の財産」
今回のメイン講師は、東京・赤坂のクリニックに勤務されている柳田先生です。

講演では、柳田先生ご自身のお母様の闘病や看取りの経験についてもお話しいただきました。
突然の入院、病院や介護施設探し、介護にかかる費用、そしてご家族としての葛藤。
実際のご経験から語られるお話は、健康で過ごせることの大切さを改めて考える機会となりました。
💎 健康こそ最大の財産
お金ももちろん大切ですが、健康で自分らしく生活できることは、何にも代えがたい財産です。
私も、皆様がいつまでもご自身の足で歩き、美味しく食事を楽しみ、笑顔で生活できるようお手伝いしたいと、改めて感じました。
🩺 腎臓は、全身の健康を支える大切な臓器
今回の講演で特に詳しく取り上げられたのが、腎臓の働きです。
腎臓は単に尿を作るだけではありません。
✅ 腎臓の主な働き
💧 身体の余分な水分や老廃物を排出する
🧂 塩分や電解質のバランスを調整する
❤️ 血圧の調節に関わる
🩸 赤血球の産生を促すホルモンを作る
🦴 ビタミンDを活性化し、骨の健康を支える
特に、赤血球を作るよう骨髄に働きかける「エリスロポエチン」というホルモンは、主に腎臓で作られています。
そのため、腎機能が低下すると貧血が起こることもあります。
❤️ 心臓・腎臓・肝臓は互いに関わっています
心臓と腎臓は特に密接な関係にあり、一方の機能低下がもう一方に影響することがあります。
また、肝臓の病気が進行した場合にも、血液循環や腎機能に影響が及ぶことがあります。
つまり、腎臓だけでなく、身体全体の状態を考えることが大切なのです。
⚠️ こんな身体の変化はありませんか?
腎機能が低下した際には、次のような症状がみられることがあります。
☑ 夜中に何度もトイレに起きる
☑ 足や顔がむくむ
☑ 疲れやすくなった
☑ 貧血を指摘された
☑ 皮膚のかゆみが続く
☑ 尿の状態や量が変化した
ただし、これらの症状は、腎臓以外の原因でも起こります。
また、慢性腎臓病は初期段階では自覚症状がほとんどないことも少なくありません。
症状だけで判断せず、健康診断や血液・尿検査で確認することが重要です。
📊 健康診断では「クレアチニン・eGFR・尿蛋白」に注目
腎臓の状態を知るために、ぜひ確認していただきたいのが次の3つです。
① クレアチニン(Cr)
筋肉の代謝によって生じる老廃物で、腎臓から排出されます。腎機能の評価に使われますが、筋肉量や年齢、性別などによっても数値が変わります。
② eGFR(推算糸球体濾過量)
腎臓が血液をろ過する働きを推定した数値です。eGFRが60未満の状態が3か月を超えて続く場合は、慢性腎臓病(CKD)の診断基準の一つに該当します。
③ 尿蛋白
尿に蛋白が漏れていないかを調べます。eGFRが60以上でも、蛋白尿などの異常が持続する場合には、腎臓の病気が疑われます。
💡 特に大切なのは「数値の変化」です
1回の検査結果だけでなく、以前と比較してeGFRがどのくらい変化しているか、尿蛋白が出ていないかを確認しましょう。eGFRが低い場合や急激に低下している場合は、医療機関での評価が必要です。
💊 お薬との上手な付き合い方も大切です
講演では、お薬と腎臓の関係についてもお話がありました。
例えば、ロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、腎機能が低下している方や脱水状態の方では、腎臓に負担をかける場合があります。
一方、降圧薬の中には、血圧を適切に管理することで腎臓を守る役割を持つものもあります。
利尿薬についても、むくみや心不全などの状態によって必要になる場合があります。
⚠️ 自己判断でお薬を中止しないでください
大切なのは、お薬の種類・服用量・腎機能・脱水の有無などを考慮し、適切に使用することです。気になる方は、医師や薬剤師にご相談ください。
🌱 漢方薬も体質に合わせて選ぶことが大切
夜間尿や頻尿などのお悩みに対して、漢方薬の「八味地黄丸(はちみじおうがん)」を耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
八味地黄丸は、冷えや排尿に関する症状などに用いられる漢方処方の一つです。
ただし、すべての方に適しているわけではありません。
八味地黄丸には「附子(ぶし)」が含まれており、体質や体調、服用中のお薬によっては注意が必要です。
また、頻尿や夜間尿には、前立腺の病気、膀胱の病気、糖代謝異常、睡眠の問題など、さまざまな原因が考えられます。
🌿 漢方相談で大切にしていること
年齢や症状だけで漢方薬を決めるのではなく、冷え・のぼせ・体力・胃腸の状態・持病・検査結果・服用中のお薬などを確認し、お一人おひとりに合わせて検討することが大切です。
🥗 腎臓を守るために、今日からできること
腎臓の健康を守るためには、日々の生活習慣も大切です。
✅ 塩分を控える
食塩は1日6g未満を目標に。ただし個別の病状に応じて調整が必要です。
✅ 血圧や血糖値を適切に管理する
高血圧や糖代謝異常は、腎臓の健康にも関係しています。
✅ 適度な運動を続ける
無理のないウォーキングなど、体調に合わせた運動を習慣にしましょう。
✅ バランスのよい食事を心がける
野菜を取り入れ、極端な糖質制限や高たんぱく食に偏らないことが大切です。腎機能に応じてカリウムやたんぱく質の調整が必要な場合もあります。
✅ 脱水に気をつける
適切な水分摂取を心がけましょう。ただし心不全などで水分制限を指示されている場合は、その指示を優先してください。
✅ 定期的に検査を受ける
クレアチニン・eGFR・尿蛋白などを継続的に確認しましょう。
🍵 セミナーを通じた楽しい交流も
健康セミナーでは、講演内容だけでなく、ご参加いただいた皆様との交流も大切にしています。

今回も、皆様と健康について考える貴重な時間となりました。
健康づくりは、難しいことばかりではありません。毎日の暮らしの中で、楽しみながら無理なく続けられることを見つけていただければと思います😊
🔍 セミナー後には個別の健康相談も
セミナー終了後には、健康診断の結果をお持ちいただいた方から、個別のご相談も承りました。
eGFRやクレアチニンなどの数値が気になる方、腎臓の働きに不安を感じている方、食生活を見直したい方など、お悩みはさまざまです。
腎機能が低下していても、その原因や状態によっては改善が期待できる場合があります。
また、慢性腎臓病では、一度低下した腎機能を完全に元に戻すことが難しい場合もありますが、適切な治療や生活習慣の見直しによって、悪化の進行を遅らせることが期待できます。
そのため、早めに身体の状態を知り、必要な対策を始めることが大切です。
スガヌマ薬局では、病院での治療を大切にしながら、漢方相談や生活習慣のアドバイスを通じて、皆様の健康づくりをお手伝いしています。
🌸 これからも健康で長生きできる毎日を
今回の第60回健康セミナーを通じて、私自身も改めて健康の大切さを感じました。
これからも、皆様が元気に、笑顔で、毎日を過ごせるよう、役立つ健康情報をお届けしてまいります。
ご参加いただいた皆様、そして貴重なお話をしてくださった柳田先生、本当にありがとうございました。
🌿 健康で長生きするために 🌿
大切なのは、今の身体の状態を知り、
できることから少しずつ始めること。
これからも皆様の健康を応援しています😊
📖 腎臓についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
💬 健康診断の数値が気になる方へ
「クレアチニンが高くなってきた」
「eGFRが以前より下がっている」
「尿蛋白を指摘された」
「今飲んでいるお薬や漢方について相談したい」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
健康診断や血液検査の結果、お薬手帳などをお持ちいただくと、より詳しくお話を伺うことができます。
漢方相談スガヌマ薬局
茨城県坂東市
店長・漢方薬剤師 菅沼真一郎
漢方薬剤師 菅沼由美子
営業時間 9:00~19:30
定休日 日曜・祝日
【参考資料】
・日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
・日本腎臓学会「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」
・PMDA 医療用医薬品添付文書情報(八味地黄丸)
※この記事は健康セミナーの開催報告と一般的な健康情報の紹介を目的としています。個別の診断や治療については、医療機関にご相談ください。





