目次
1.🌸 はじめに
2.🩺 卵の成長が遅くても、質は育つ
3.🌿 「ゆっくり育てる」中医序貴療法とは
4.🍚 胃腸と睡眠が“卵を育てる土台”になる
5.🌙 睡眠とホルモンリズムの関係
6.💬問診で重視されていた8つのポイント
7.💬 王先生が伝えてくれた“焦らない妊活”のすすめ
8.🌸 まとめ
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🌸 はじめに
✈️ 北京研修を終えて、出会いと学びに感謝をこめて。学びをお客様の健康に生かしていきます。
🍀「卵の成長が遅い」「排卵まで日数がかかる」「低温期が長い」と言われて、不安に感じていませんか?
2025年10月、私たちは中国・北京にある北京西京中医院にて、不妊漢方の名医・王必勤先生(主任医師)のもとで研修を受け、
“焦らない妊活”の大切さを学びました。
「卵の成長がゆっくりでも、心配いりません。」
「大切なのは、体の“土台”を整えることです。」
この王先生の言葉が、今回もっとも心に残りました。
かつて南京で学んだ周期療法の第一人者・夏桂成先生の教えを礎に、さらに一歩進んだ郭先生の中医序貴療法(じょきりょうほう)を通じて、
卵の質と体のリズムを整える最新の中医学を体感してきました。
👉 夏桂成先生の研修レポートはこちら
🔗 素晴らしい最先端の中国不妊漢方治療(2017年南京研修)
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🩺 卵の成長が遅くても、質は育つ
🏥 北京西京中医院。不妊・婦人科の中医研究の中心として、多くの患者さんが訪れています。
日本では「卵の成長が遅い=卵巣機能が低下している」と心配されがちですが、王先生はこう語られました。
「卵の質は“ゆっくり熟成する時間”も必要。焦らないことが大切です。」
卵は排卵の約14日前だけでなく、約180日(6か月)という長い時間をかけて育ちます。
夏桂成先生の講義では、「卵子は335日以上、体の状態の影響を受けている」とも教わりました。(2017年南京研修より)
つまり、短期間の基礎体温や周期の変化に一喜一憂するよりも、胃腸・血流・睡眠・心の安定といった体の土台を整えることが、卵の成熟と妊娠力を支えるカギなのです。
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🌿 「ゆっくり育てる」中医序貴療法とは
📖 「低温期を整え、卵を育てる」——王先生の講義で学んだ“焦らない妊活”の本質。
🪷 中医序貴療法の考え方
「中医序貴療法(ちゅういじょきりょうほう)」とは、
中国・北京西京中医院の王必勤(おう ひつきん)先生による、最新の不妊治療理論です。
この考え方は、夏桂成先生の「周期療法」(詳しくはこちら)をさらに発展させたもので、生理期・低温期・排卵期・高温期といった身体のリズムを尊重しながら、卵子の質を高め、子宮の着床力を育むように漢方を組み立てていきます。
1.序(順序)
意味: 体の変化には段階があり、その「順番」を守って治療すること。
具体例: 例として、排卵期の温めよりも、まず卵胞期(低温期)の「養陰」を整えることを優先します。
体の土台を整えてから、次の段階へとつなげる――この“順序”を大切にすることで、自然なホルモンの波を取り戻していきます。
2.貴(尊重)
意味: 自然のリズムや個体差を尊重すること。
具体例: 無理な排卵促進や薬によるスピード重視の治療よりも、「自分の周期を取り戻す」ことを目指します。
焦らず、体が整うスピードを尊重することで、卵子の成熟度と着床環境を高めていくのです。
🌿 ゆっくり育てることで“質”が上がる
中医序貴療法では、卵の成長がゆっくりな方でも高い妊娠率が得られています。
特に、40歳以上で卵胞の成長が遅い方や、月経周期が長く70日ほどある方でも、妊娠に至る症例が多く報告されています。
「焦らず整える」ことが、最も近道であることを実感させてくれる療法です。
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🍚 胃腸と睡眠が“卵を育てる土台”になる
💬 全国から寄せられた「ありがとう」の旗が並ぶ診察室。温かく誠実な医療の現場でした。
王先生が特に重視していたのは、脾胃(=胃腸)と睡眠の質です。
胃腸は「気血(エネルギーと血液)」を生み出す源。
便秘・下痢・食欲不振などがあると、せっかくの補腎(アンチエイジング)漢方も吸収されにくく、卵の質の改善につながりません。
「胃腸を整えずに妊娠体質はつくれません。」—— 王先生
👉 漢方相談スガヌマ薬局でも、まず胃腸の調子を整えることをとても大切にしています。
腸が整うと血流が良くなり、基礎体温も自然と安定していきます。
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🌙 睡眠とホルモンリズムの関係
夏桂成先生の診察でも毎回聞かれたのが、「夜10時に寝ていますか?」という質問でした。
王先生も同様に、睡眠の質を非常に重視されていました。
夜22時〜2時は“腎と肝”が休む時間。
この時間にしっかり眠ることで、ホルモン分泌が整い、卵巣の回復が進みます。
👉 夏先生も睡眠を重視していました → こちらの記事も参考に
📌もし「眠りが浅い」「夢が多い」「途中で目が覚める」といった症状がある方は、
「心(しん)」を整える漢方で睡眠のリズムを改善していくのが効果的です。
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💬問診で重視されていた8つのポイント
王先生・夏先生に共通していた問診内容は、非常にシンプルで的確でした。
1.おしりが冷えていませんか?
2.おなかが冷えていませんか?
3.おりもの(排卵期)は出ていますか?
4.夢を見ますか?(ストレスはありますか?)
5.夜10時に寝ていますか?
6.ダイエットを意識していますか?(脂肪と湿の管理)
7.便通はいかがですか?(便秘・下痢)
8.適度に運動できていますか?
これらは心と体の調和=卵を育む環境を整えるための大切なヒントです。
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💬 王先生が伝えてくれた“焦らない妊活”のすすめ
🙏 王必勤先生に直接ご指導をいただきました。優しい指導にとても感謝しています。ありがとうございます。
診察室で印象に残った王先生の言葉があります。
「心配しすぎないでください。卵は静かに育っています。」
「冷えを取ること、よく眠ること。それが“子宮の笑顔”をつくります。」
北京西京中医院の診察室には、全国の患者さんから寄せられた「感謝の旗」が並び、
その空間全体があたたかい安心感に包まれていました。
患者さんが安心して涙を流すような、“心身一如”の医療を肌で感じた瞬間でした。
🏯 祈りを込めて
🏯 北京・天壇にて。皆さまの幸せと健康を、心をこめて祈りました。
研修後は、天壇を訪れました。
天への祈りの場として知られる天壇では、「皆さま、どうか早く授かりますように」と心から祈りました。
🌿 焦らず、自分のリズムを信じて。あなたの体には、ゆっくり育つ力があります。
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🌸 まとめ
✅ 卵の成長が遅くても焦らない
✅ 胃腸(脾胃)を整えることが妊娠体質づくりの第一歩
✅ 夜10時には眠ってホルモンバランスを整える
✅ 不安を減らし、心身の調和を大切に
💬 妊活・体質改善のご相談は
不妊専門の中医学研修で学んだ最新の考え方をもとに、お一人おひとりの体質・周期に合わせたオーダーメイド漢方をご提案しています。
📍体外受精・人工授精をされている方
📍生理不順・PMS・冷えが気になる方
📍高齢・AMH低値にお悩みの方も
焦らず、体のリズムを整えることから始めていきましょう。
🏠 漢方相談スガヌマ薬局
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