ブログ

朝ごはんと自律神経の重要性~漢方薬剤師が教える不妊予防法~

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

2023年9月10日に第62回子宝カウンセラーの会のオンライン研修会に参加しました。とても勉強になりました。

 

 

 

自律神経は、私たちの身体の様々な機能を調節する重要な神経系です。自律神経のバランスが崩れると、不妊や様々な病気のリスクが高まるということもわかりました。

 

 

 

自律神経のバランスを整えるためには、食生活や生活習慣が大きく影響します。特に、朝ごはんを食べることや朝日を浴びることが効果的だということが印象的でした。

 

 

 

また、交感神経系に影響を与える食品成分についても勉強しました。大豆や柑橘類や赤ワインに含まれるフラボノイドは、抗酸化作用や血糖値上昇抑制効果など、様々な健康効果があるようです。

 

 

 

妊活、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患、生活習慣病にも自律神経のバランスは大切です。

 

 

 

当薬局でも、自律神経を整える効果のある漢方薬を、不妊漢方、皮膚病などの漢方によく使っています。

 

 

 

詳しい漢方や健康法については、漢方相談スガヌマ薬局の漢方薬剤師におたずねください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

第62回子宝カウンセラーの会 2023年9月10日(日) 「ストレスと自立神経バランス」産業医科大学 名誉教授  柳原 延章先生 自立神経バランス研究所 自律神経未病ラボ&漢方ラボ

 

 

 

 

 

■■■ストレスと自立神経バランス■■■

 

 

 

産業医科大学 名誉教授 柳原延章先生

自律神経バランス研究所自律神経未病ラボ&漢方ラボ

 

 

 

 

本日の内容

 

 

1)自立神経とは

 

2)交感神経系機能に影響を与える食品成分

 

3)不妊と自律神経

 

4)朝ごはんの重要性

 

5)自律神経養生訓

 

 

 


 

 

1)自律神経とは

 

 

 

~交感神経が興奮すると~

 

 

交感神経系:Sympathetic nervous system

 

 

 

人または動物が敵と対峙した時に、

 

 

交感神経系が活性化すると、心臓の鼓動が増加し、血圧が上昇します。

 

 

また、血液は筋肉へ注がれ、血糖値は上昇します。

 

 

気管支は拡張し、瞳孔は大きく広がります。

 

 

 

・全体として、戦うか、逃げるかの体の準備をするのが交感神経の役割です。

 

 

 

自律神経は、活動する神経といわれる「交感神経」と、休むといわれる「副交感神経」の2つの神経が各臓器に対して、お互い相反しながら作用し、生体の恒常性を維持させます。

 

 

 

~神経伝達物質~

 

 

 

交感神経:ノルアドレナリン

 

 

 

交感神経は日中起きているときや緊張しているときに優位になり、活発に動くことができるように体の状態を整えます。

 

 

副交感神経:アセチルコリン

 

 

 

副交感神経はリラックスしているときや寝ているときに優位になり、交感神経と正反対の働きをしています。

 

 

 

 

 

2)交感神経系に影響を及ぼす食品成分(漢方的食養生)

 

 

 

植物由来のフラボノイドは、少なくとも6グループ、5000~8000種以上が存在するといわれています。

 

 

 

これらのフラボノイドは、主として果物、野菜、お茶、赤ワイン、その他多くの植物に含まれているそうです。

 

 

 

最近の研究では、このフラボノイドがいろいろな疾患(心血管系疾患、糖尿病やある種の癌など)のリスクを低下させるといった報告があり、植物フラボノイドが注目をあびています。

 

 

 

◇ダイゼインとは?

 

 

 

ダイゼイン:大豆は豆腐などの食品として日本において多く消費されています。

 

 

この大豆食品の中にはイソフラボン種が配糖体として含まれ、体内で糖鎖が切れてダイゼインとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 抗酸化作用:活性酸素を中和して老化や病気の予防に役立ちます。

 

 

  • コレステロールの抑制:血液中のコレステロールを減少させて動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを低減します。

 

 

  • ダイエット効果:食欲を抑えて体重の増加を防ぎます。

 

 

  • 免疫力の向上:免疫細胞の生成や活性化を促進します。

 

 

  • アルツハイマー病の予防:脳への異常なタンパク質の蓄積を抑制します。

 

 

 

 

3)不妊と自律神経

 

 

 

自律神経の不調は、男性より女性が感じやすいと言われています。

 

 

 

自律神経の不調は

 

 

 

・生理不順

 

 

 

・無月経

 

 

 

・無排卵

 

 

 

といった不妊を招く原因となります。

 

 

 

 

その他にも

 

 

 

・頭痛

 

 

 

・めまい

 

 

 

・疲労

 

 

 

・睡眠障害

 

 

などの症状もあります。

 

 

 

ご夫婦で自律神経のバランスを整えることが大切です。

 

 

 

 

4)朝ごはんの重要性

 

 

 

「早寝早起き朝ご飯」が1日のスタートに重要です!

 

 

 

朝ご飯を食べないと

 

 

 

・貧血

 

 

 

・脳への糖分の供給が不十分になる

 

 

 

・記憶や集中が出来ない

 

 

 

朝ご飯を食べることにより、副交感神経のスイッチが入ります!

 

 

 

・胃腸運動が起こる

 

 

 

・直腸を刺激する

 

 

 

・排便を促す

 

 

 

 

朝ご飯を食べる習慣をつけましょう。

 

 

 

 

5)自律神経養生訓

 

 

 

1)朝起きたら、朝日を浴びましょう。

 

 

 

2)朝ご飯を食べて副交感神経のスイッチをONにし、日中の交感神経活動のためのエネルギー補給をしましょう。

 

 

 

3)日中は交感神経活動を高めて、活動しましょう。

 

 

 

4)夕食後、しばらくはできるだけリラックスし、疲労回復に努めましょう。

 

 

 

~1日の生体リズムと病気~

 

 

自然界の陰陽には一日のリズムがあり、人の体温、心拍数、血圧、血糖、睡眠の覚醒周期、尿中のイオン排泄にも24時間のリズム変動があります。

 

 

この日概リズムを作っているのが脳の視交叉上核にある体内時計で、それにコントロールされているのが、自律神経なのです。

 

 

また、多くの疾患が時間的リズムをもっていることが知られています。

 

 

①高血圧は早朝の血圧亢進が顕著となります。

 

 

②心臓病は早朝から正午の発作が多いです。

 

 

③喘息発作は夜間から明け方に多いです。

 

 

これらの病気の発生は、自律神経活動のリズムと深く関係するといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

明治4年11月30日創業

茨城で150年愛される

不妊・皮膚病・漢方専門薬局

 

 

 

 

 

 

不妊漢方全国実力薬局100選受賞・漢方相談スガヌマ薬局

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

漢方相談スガヌマ薬局へ

 

無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

 

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

不妊漢方で有名なショウキ先生の「産むカラダ」を整える5つの提案

 

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

大阪市にある【レディーバードクリニック】に第61回子宝カウンセラーの会研修会で行って参りました。

 

 

 

不妊治療で有名な英ウィメンズクリニックで漢方外来をされている医学博士ショウキ先生のご講演を聞きました。

 

 

 

ショウキ先生は、妊娠しやすい体作りとして、不妊治療中の妊活している方に、運動、ストレス、睡眠、食事、冷えについて5つのお話しをされていました。

 

 

 

病院の不妊治療と一緒に、不妊のための漢方を服用したり、適度な運動、ストレス対策、十分な睡眠、バランスよく3食食べること、体を冷やさないことなど生活改善は、妊娠しやすい体作りに大切だと思います。

 

 

 

私も不妊治療をされているお客様のために、不妊漢方薬だけでなく妊娠しやすい食事や運動など妊活のための生活習慣のアドバイスを必ずしようと思っています。

 

 

 

妊活はゴールのみえないマラソンによく例えられています。一人で悩まずにお気軽にご相談ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

大阪市 レディーバードクリニック 外観

 

 

 

 

 

「産むカラダ」を整える5つの提案

 

 

 

医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

レディーバードクリニック内でご講演中の医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

◇女性の運動と妊娠までの期間を調べた研究

 

 

 

ハードな運動をしているグループでは運動時間が増えるほどに、妊娠率比が下がっています。

 

 

 

一方で、軽めの運動のグループでは運動時間が増えるほどに妊娠率比が上がっています。

 

 

 

総運動量でみてみると、ある一定のラインまでは運動によって妊娠率が上昇するものの、それ以上になると妊娠率比が下がってしまいます。

 

 

 

ある程度の毎日の運動は妊娠率をあげると思われます。階段をのぼる運動をご紹介します。

 

 

 

 

◇Dr.ショウキが勧める一段階を登る運動とは?

 

 

 

・骨盤の位置を矯正するストレッチは、妊娠しやすい身体を作るのに効果的だと言われています。

 

 

 

・骨盤の位置を整えることで、子宮や卵巣への圧迫が取り除かれ不妊症の改善が目指せるとされています。

 

 

 

・1日10分を目安に身体が温まっているお風呂上りに行うと、血行促進効果が倍増されます。

 

 

 

・運動が苦手な方や柔軟性がない方はぜひ取り入れてみましょう。

 

 

 

・初めての方も無理のない程度に継続していくと良いでしょう。毎日ちょっとでも続けることが大切です。

 

 

 

 

◇ストレスは、やはり妊娠を遠ざける。

 

 

 

交感神経のコントロールが大切です。副交感神経優位の生活を心がけましょう。

 

 

 

ストレスと妊娠の関係を科学的に調査した研究をご紹介いたします。

 

 

 

・これはイギリスのBuck Louice氏らが2011年にFertility and Sterilityに報告した論文です。

 

 

 

(ストレスが妊娠可能期間の妊娠率を低下させる研究結果があります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇漢方の知恵でストレスを克服

 

 

 

妊活中は好きでストレスを抱えている方はいないとは思いますが、なるべくストレスを抱え込まないようにしたいものです。

 

 

 

セロトニンを増やすことがおすすめです。

 

 

 

毎日、朝日をしっかり浴びて朝の散歩をしましょう。

 

 

 

セロトニンを増やすには、3000ルクス以上の照度の光を浴びることが必要とされています。蛍光灯の光では弱いことが多いです。朝日がいいです。

 

 

 

リズム運動をしましょう。ストレッチもいいです。毎日、階段を登るなどしましょう。

 

 

 

 

 

医学博士ショウキ先生(左)と一緒に記念撮影 認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師 菅沼真一郎(右)

 

 

 

 

 

◇妊活する女性に大切な3つのこと

 

 

 

【1】睡眠:1日8時間程度の睡眠時間を確保しましょう。

 

 

 

正しい睡眠は、母体卵巣、子宮の状態をよくします。夜0時までには寝るようにしましょう。

 

 

 

起床の時間も同じ時間に決めましょう。朝はダラダラしない事も大切です。朝日をあびましょう。

 

 

 

【2】食事:1日3食バランスのいい食事を摂りましょう。

 

 

 

バランスのいい食事を3食摂りましょう。例えば、お味噌汁とごはんなどの和食がおすすめですよ。

 

 

 

あと、焼き鳥(心臓)もおすすめです。

 

 

 

サプリメントで栄養を補っても、痩せすぎていたら妊娠は難しくなります。やせすぎは禁物です。体脂肪率20%未満にならないように注意しましょう。

 

 

 

【3】温活:体を冷やさない服装をしましょう。

 

 

 

腰周りや足先など、下半身を中心に、体を冷やさない服装をしましょう。

 

 

 

夜も、お風呂でお湯につかって温めたら、湯上りは薄着をしないようにしましょう。冷えやすい人は靴下も履きましょう。

 

 

 

首すじも冷やさないことが大切です。

 

 

 

 

明治4年11月30日創業

茨城で150年愛される

不妊・皮膚病・漢方専門薬局

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

漢方相談スガヌマ薬局へ

 

無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

 

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

リウマチ患者さんの妊娠と不妊漢方

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

【第60回子宝カウンセラーの会】オンライン勉強会に参加しました。リウマチと妊娠と不妊治療について勉強しました。

 

 

 

 

本日は、関節リウマチと妊娠について、天の川病院 リュウマチ膠原病副センター長・リュウマチ膠原病内科医長 医師 木村郁子先生にご講演いただきました。

 

 

 

近年では、関節リウマチをはじめとする膠原病疾患の診断と治療はめまぐるしく発展し、早期に適切な治療ができるようになっているそうです。

 

 

 

妊娠可能年齢の患者さんそれぞれに対し、カウンセリングを通して妊娠前から将来の身体の変化に備えて準備することが大切であり、正しい知識と生活習慣を身につける指導をおこなっていると、木村郁子先生はおっしゃっていました。

 

 

 

妊娠しやすい体質を作ることもとても大切だと思います。

 

 

 

リウマチやエリテマトーデス、膠原病など自己免疫疾患の患者さんも不妊治療をされている方が多くなっています。

 

 

 

膠原病などがある方が漢方薬で体質を整えることはとても重要だと思います。

 

 

 

詳しい漢方薬については、当漢方薬局の認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師にお尋ねください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

医療法人北辰会 天の川病院 リュウマチ膠原病副センター長 リュウマチ膠原病内科医長 医師 木村郁子先生

 

 

 

 

医師 木村 侑子 先生

 

 

医療法人北辰会 天の川病院 

リュウマチ膠原病副センター長 

リュウマチ膠原病内科医長

医学博士

 

 

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・日本リウマチ学会 専門医・指導医・ソノグラファー

日本リウマチ財団 財団登録医・認知症サポート医・臨床研修指導医

インフェクションコントロールドクター

 

 

 

 

■□■講演内容■□■

 

 

 

・関節リウマチと妊娠

 

 

 

・関節リウマチの患者さんの妊娠前~妊娠中、産後の治療

 

 

 

・関節リウマチの患者さんの家族計画と母性内科の必要性

 

 

 

 

 

◇関節リウマチの発症年齢と分布◇

 

 

 

関節型若年性特発性関節炎を含めると、小児~高齢者までどの年齢でも発症する可能性があります。

 

 

 

 

 

◇関節リウマチと妊孕性(妊娠のしやすさ)◇

 

 

 

・妊娠までの期間が12か月を超えると不妊症と診断されます。一般的には、不妊症の割合の中央値は9%であるのに対し、関節リウマチ患者の場合、25~42%と報告されています。関節リウマチの患者さんの不妊率は、一般に比べて高くなっています。

 

 

 

不妊症になってしまう妊娠前までの期間を延長される要因としてあげられるのは、下記の3つの要因が考えられます。

 

 

 

①疾患活動性が残存している。

 

 

 

②非ステロイド性抗炎症薬の投与。

 

 

 

③プレドニン7.5mg/day以上の投与。

 

 

 

・妊娠を希望する関節リウマチ患者において、受胎時に合成抗リウマチ薬による治療を行うと、妊娠までの期間を短縮できるという報告があります。

 

 

 

 

◇妊娠可能年齢での関節リウマチ治療

 

 

 

疾患活動性を速やかに改善し、妊娠前期間(TTP)を短縮する必要性があります。

 

 

 

◇全身エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:SLE)

 

 

 

◇抗リン脂質抗体症候群(APS)

 

 

 

 

◇慢性甲状腺炎(橋本病)

 

 

 

・自己免疫的に甲状腺に炎症がおこる病気です。

 

 

・女性では10人に1人が罹患しています。

 

 

・関節リウマチ患者の30%に合併しています。

 

 

 

 

◇潜在性甲状腺機能低下症◇

 

 

 

TSH 高値

 

 

FT4 正常

 

 

妊娠希望する時(不妊治療時)  

 TSH〈 2.5を推奨。

 

 

妊娠を希望されない時 

 TSH 〉10もしくは症状がある。

 

 

 

 

◇妊娠を考えた関節リウマチの治療計画◇

 

 

 

☆妊娠前には寛解を目指す治療をします。

 

 

 

☆妊娠中は寛解~低疾患活動性を目指す治療をします。

 

 

 

☆妊娠後期には出産後どの治療を再開するかを検討しておきましょう。

 

 

 

 

妊娠中は白血球、CRP、赤沈はいずれも上昇傾向であり、診察+関節エコーなどで定期的に評価する必要があります。

 

 

 

 

◇1年以内の妊娠を希望した関節リウマチ女性患者の治療例◇

 

 

 

・メトトレキサート(MTX)は妊娠・授乳時には禁忌であり、できれば使用しない。

 

 

 

・タクロリムス(TAC)、サラゾスルファピリジン(SASP)を検討します。

 

 

 

・サラゾスルファピリジンを併用する場合にはとくに葉酸を摂取するように指示します。

 

 

 

・疾患活動性が高い場合には、TNF-α製剤、IL-6阻害薬などの生物学的製剤を検討します。

 

 

 

・イグラチモド(IGU)については催奇形性があり、最初から使用しません。

 

 

 

・最終的には非ステロイド性抗炎症薬は中止、ステロイドを使用させざるを得ない場合にはできるだけ少量にしましょう。

 

 

 

 

◇妊娠判明→妊娠中の治療例◇

 

 

 

・妊娠中にも安全と考えられる薬剤を継続します。

 

 

 

・妊娠可能年齢の患者さんそれぞれに対して、「家族計画」について質問し、妊娠を希望する前から計画的に治療を調整するべきである❞としています。

 

 

 

 

◇家族計画とは◇

 

 

 

・健全で幸せな家庭を築いていくために、家庭(自分とパートナー、家族)の事情を考慮して、こどもの数や有無、感覚に関して計画を立てることです。

 

 

 

 

◇妊娠しやすい体つくりのためのコンセプションケア◇

 

 

 

・男女共にタバコはやめましょう。

 

 

 

・適正体重を保ちましょう。

 

 

 

◇不妊の原因◇

 

 

 

・排卵因子

 

 

 

・卵管因子

 

 

 

・子宮因子

 

 

 

・頸管因子

 

 

 

・機能不全

 

 

 

・精路通過障害

 

 

 

・造成機能障害

 

 

 

・副性器障害

 

 

 

 

 

 

 

~まとめ~

 

 

 

・リウマチ・膠原病疾患をもつ患者さんは近年の治療の進歩により、病気でない人と何一つ変わらない社会生活を送る、「社会的寛解」を目指すことができるようになってきています。

 

 

 

・将来と現在の妊娠出産可能年齢の患者さんに対して、治療を行う前から妊娠に関する知識を患者さんに提供すること、患者さんと「家族計画」について話すことが必要です。

 

 

 

・出産はゴールではなく、スタートライン、妊娠前だけでなく育児をしながら病気を発症する患者さんも多く、妊娠可能年齢の患者さんを地域全体でサポートする必要があります。

 

 

 

 

 

不妊症のリウマチ患者さんの漢方

 

 

 

 

漢方相談スガヌマ薬局では、不妊治療中のエリテマトーデスやリウマチの患者さんが不妊のための漢方薬を服用して妊娠、出産されています。

 

 

 

エリテマトーデスやリウマチなど自己免疫疾患のお客様には免疫を整える漢方薬を利用してよい結果が得られいます。

 

 

 

あきらめずにご相談ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

明治4年11月30日創業

茨城で150年愛される

不妊・皮膚病・漢方専門薬局

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

漢方相談スガヌマ薬局へ

 

無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

 

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

流産、着床障害(不妊)、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの漢方

 

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

第60回子宝カウンセラーの会のオンライン勉強会に参加しました。

 

 

 

医学博士ショウキ先生から炎症(流産、着床障害(不妊)、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなど炎症が原因の疾患)の抑制について勉強いたしました。

 

 

 

 

炎症を抑制する。

 

 

 

医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

医学博士 邵輝先生

 

 

 

 

 

炎症とは

 

 

下記の疾患と炎症とは、密接な関係があります。

 

 

・妊娠:流産、着床障害(不妊)など

 

 

 

・アレルギー:ぜんそくやアトピー性皮膚炎など

 

 

 

・痛み、関節変型:関節リウマチなどの自己免疫性疾患

 

 

 

・その他の慢性炎症

 

 

 

血小板活性化炎症血栓

傷ができると、血小板活性化がおき、炎症がおきて、血栓ができる

 

 

 

 

血小板活性化因子PAFとは

 

 

 

PAFは血管内皮細胞などの炎症細胞から、さまざまな刺激に応答して生産される、リン脂質の1分子種です。

 

 

 

エンドトキシンショックなどの病態に深く関与すると考えられています。

 

 

 

病態におけるPAFの役割について知るうえで、生体試料中のPAFの定量分析、PAFの標的細胞におけるPAFレセプターの同定、細胞におけるPAFの生合成酵素および、分解酵素の活性測定は欠かすことのできない研究手段となっています。

 

 

 

 

炎症誘発因子としての血小板活性化因子

 

 

帝京大学薬学部薬品物理化学教室

唐沢 健先生

 

 

 

好酸球・リンパ球の動向とその治療への応用

 

 

秋田大学臨床検査医学講座

 

 

 

 

炎症が関係すると思われる治療例

 

 

詳しい漢方薬の使い方については漢方相談スガヌマ薬局、漢方薬剤師にお尋ねください)

 

 

 

へバーデン結節の漢方治療例:女性が多い

 

 

 

 

脊髄圧迫の漢方治療例:圧迫軽減、しびれを緩和

 

 

 

 

血栓性静脈炎の漢方治療例

 

 

 

 

頑固なシミの漢方治療例

 

 

 

 

 

~最後に邵輝先生より一言~

 

 

 

良質な医療を提供し、信頼される医療人になり、人々の疾病の治療と健康維持に、貢献しましょう。

 

 

 

頑張りましょう。

 

 

 

ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

医学博士 邵輝

 

 

 

明治4年11月30日創業

茨城で150年愛される

不妊・皮膚病・漢方専門薬局

 

 

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

漢方相談スガヌマ薬局へ

 

無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

 

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

トップクラスの不妊専門クリニックの保険適用後の不妊治療

 

 

こんにちは。

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

兵庫県神戸市の「英ウィメンズクリニック」でおこなわれた不妊治療の研修会(第59回子宝カウンセラーの会)に行ってきました。

 

 

 

 

 

神戸市英ウィメンズクリニック 外観

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックは、日本でトップクラスの不妊治療クリニックです。保険適用後の不妊治療について講演をおききしました。

 

 

保険適用になっても、不妊治療の質を落とさないように、先進不妊治療も積極的に取り組んでいました。さすがに漢方外来もあり、漢方薬も取り入れているクリニックです。

 

 

私が英ウィメンズクリニックにくるのは今回、4回目です。いつきても最新の病院の不妊治療が学べてとても勉強になります。

 

 

 

英ウィメンズクリニック見学会の様子は(こちらをクリック)

 

 

 

英ウィメンズクリニック苔口院長の講演後は、私の不妊漢方相談をされている方からのご質問をさせていただきました。苔口先生からのアドバイスもいただけてとてもよかったです。

 

 

今回、勉強したことをいかして、不妊漢方に役立てたいと思います。

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック研修会にて、私の不妊漢方相談をされている方からのご質問を英ウィメンズクリニック苔口院長にさせていただきました。漢方相談スガヌマ薬局 認定子宝カウンセラー漢方薬剤師 菅沼真一郎

 

 

 

 

 

【保険適用後の不妊治療について】

 

 

 

英ウィメンズクリニック

 

 

 院長 苔口 昭次 先生

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック 院長 苔口 昭次 先生

 

 

 

 

【令和4年4月から新たに保険適用】

 

 

 

 

●一般不妊治療 

 

 

 

*タイミング法:排卵のタイミングに合わせて性交を行うように指導します。

 

 

 

*人工授精:精液を注入器で直接子宮に注入し、妊娠を図る技術。

 

 

 

 主に、夫側の精液異常、性交障害等の場合に用いられます。比較的に安価。

 

 

 

●生殖補助医療

 

 

 

*体外受精:精子と卵子を採取した上で体外受精させ(シャーレ上で受精を促すなど)、子宮に戻して妊娠を図る技術です。

 

 

 

*顕微授精:体外受精のうち、卵子に注射針等で精子を注入するなど人工的な方法で受精させる技術です。

 

 

*男性不妊の手術:射精が困難な場合などに、手術用顕微鏡を用いて精巣より精子を回収する技術(精巣内精子採取術(TESE))等。→顕微授精につながります。

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックのエントランス

 

 

 

 

【不妊治療  保険適用対象者】

 

 

 

●体外受精法、顕微授精法、凍結胚移植法

 

 

 

*初めての不妊治療開始時点の女性の年齢:40歳未満

              回数の上限:通算6回まで(1子ごとに)

 

 

 

*初めての不妊治療開始時点の女性の年齢:40歳~43歳未満             

              回数の上限:通算3回まで(1子ごとに)

 

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック不妊治療の研修会 フロントの様子

 

 

 

 

【英ウィメンズクリニックの基本方針】

 

 

 

移植回数が保険適応であるので、良好胚のみの移植とする方針。

 

 

 

良好胚の確保(50%以上の妊娠率のある胚)

 

 

 

ガードナー分類 Grade3、4以上でCのついていないもの

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック 院長 苔口昭次先生(左)と認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師 菅沼真一郎(右)

 

 

 

 

 

●採卵周期あたりの臨床妊娠率:35y.o.を境に減少

 

 

 

 

●妊娠を至るために必要な累計採卵(推測)数は年齢が高くなるにつれて多くなります。

 

 

 

     ◇妊娠必要卵数◇

 

 

 

30-32歳:7.7

 

 

 

33-34歳:8.4

 

 

 

35-37歳:9.4

 

 

 

38-39歳:12.5

 

 

 

40-41歳:15.8

 

 

 

42-43歳:21.1

 

 

 

44-45歳:42.2

 

 

 

【目標採卵個数】

 

 

 

30才前半:10個

 

 

 

30才後半:15個

 

 

 

40才代 :20個

 

 

 

1つの卵子で必ず妊娠に至るわけではありません。より多くの受精卵を得ることが必要になります。

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック ロビーの様子

 

 

 

 

◎まとめ

 

 

 

・多くの施設では体外受精の方針は、回収卵子数を増やす方法として調節卵巣刺激をおこない、良好胚細胞凍結を目指しています。

 

 

 

・PPOS法をもちいることが多くなっているそうです。

 

 

 

・また、妊娠までの期間をできるだけ短期間とのコンセプトで作成された、ホリトロピンデルタ(レコベル)というペン型注射薬も開発、応用されてきています。

 

 

 

 

凍結胚移植が増加してきた背景

 

 

 

・移植胚数の制限による胚凍結機械の増加。

 

 

 

・OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を回避する目的による全胚凍結の増加。

 

 

 

・最近、普及している卵巣刺激法であるPPOS(progestin prime ovarian stimulation)法では、新鮮胚移植はできません。

 

 

 

・がん・生殖医療における妊孕性(にんようせい)温存の普及。

 

 

 

*妊孕性(にんようせい)とは:「妊娠するための力」のことををいいます。妊娠するためには、卵子と精子だけでなく、性機能や生殖器、内分泌の働きも重要です。妊孕性は女性・男性両方に関わることです。

 

 

 

 

 

先進医療A

 

 

 

先進医療Aは保険治療費(3割負担)に先進医療費(10割自己負担)を組み合わせることができる先進不妊治療になります。先進医療Bを使う時は、保険診療分も10割負担になります。

 

 

 

・子宮内膜刺激法(SEET法)

 

 

 

・タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養

 

 

 

・子宮内膜擦過術(内膜スクラッチ法)

 

 

 

・ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICS)

 

 

 

・子宮内膜受容能検査(ERA)

 

 

 

・子宮内細菌叢検査(EMMA/ALICE)

 

 

 

・強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別法(IMSI)

 

 

 

・二段階胚移植法

 

 

 

 

EMMA/ALICE(エマ/アリス)

 

 

 

EMMAは子宮内の細菌を網羅的に調べる検査です。

 

 

 

ALICEはCEの原因として特によく認められる病原菌9種類の存在の有無や、その割合を調べる検査です。

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック内には、キッズルームも完備。

 

 

 

 

PGT-Aの現状と課題

 

 

 

・PGT-Aの技術自体は正確だが、偽陽性の可能性、解釈の困難さから、結果的に胚移植を実施できない場合が増えます。

 

 

 

・PGT-Aにより正倍数性と判断した胚を移植しても出産率は60%前後にとどまり、染色体異数以外の胚の質による影響も検討課題となるそうです。

 

 

 

 

 

 

◎まとめ

 

 

 

・先進医療は、保険診療に自費で治療ができる方法が認められていますが、保険治療に適用になるかは今後の臨床結果次第です。

 

 

 

・PGT-A自体は先進医療Bとなり、治療を行う場合にはすべて自費扱いとなります。

 

 

 

・PGT-Aは2022年9月より臨床研究の扱いから臨床応用としての段階に入りました。

 

 

 

 

 

男性不妊

 

 

 

●2022年4月より不妊治療の目的に限りED治療薬の処方に健康保険が適用されています。

 

 

 

 

・ED治療薬

 

 

 

・バイアグラ錠

 

 

 

・バイアグラODフィルム

 

 

 

・シリアス錠

 

 

 

注:病院に行き「子作りで使用するのでバイアグラください」と言って、健康保険証を提示すれば簡単に手に入るわけではありません。

 

 

 

 

◎無精子症

 

 

 

・非閉塞性無精子症

 

 

 

・閉塞性無精子症

 

 

 

・男性の(ブライダルチェック)7-8%に精子濃度の低下や運動率の低下が認められます。

 

 

 

・1-2%が無精子症です。100人に1人、実際現代医学で、手の打ちようがない方は、1000人中6人くらいとなります。

 

 

 

 

 

 

●子宮内膜厚と妊娠率

 

 

 

内膜厚の正常値の下段について→報告により幅があります。

 

 

 

卵胞期から着床まで7mm

 

 

 

内膜を厚くするために多血小板血漿(PRP)が子宮内膜の厚くならない患者さんに多く用いられるようになっています。

 

 

 

 

 

●PRPの子宮内膜に効く(着床)機序について

 

 

 

内膜構成

 

 

 

間質細胞

 

 

 

腺上皮細胞 

 

 

 

血管内皮細胞

 

 

 

炎症細胞    

 

 

 

複雑なネットワークがあります。

 

 

 

サイトカインによる内膜のremodelingの調節を期待する。

 

 

 

多血小板血漿(platelet-rich plasma:PRP)を使った不妊治療とは、患者さん自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入し、子宮内膜を活性化し着床効果を期待する方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック不妊治療の研修会の様子

 

 

 

 

最後に

 

 

 

 保険適用になり治療を標準化すると生殖医療が画一的になるのでは?とよく聞かれます。

 

 

 

・標準化=画一的ではありません。

 

 

 

今回の生殖医療の保険適用は、効率性と安全性を重視した適切な個別化医療ができるように、厚生労働省をはじめ先生方や医療関係者が、その枠組みをエビデンスに基づいて整理することができた結果と思います。

 

 

 

今後は、修正してゆく部分も出てくると思いますが、少子化脱出の原動力となることを願っています。   

  

 

 


 

 

 

 

 

 

プライバシーに配慮した個室の漢方相談室でゆっくりご相談できます。オンライン相談や電話相談もできます。お気軽に漢方相談お申し込みください。漢方相談スガヌマ薬局 電話0297-35-0003

 

 

 

今回、ご講演をおききして、とても感動しました。

 

 

 

漢方相談スガヌマ薬局では、プライバシーに配慮した個室の相談室を完備しております。

 

 

 

オンライン相談もご利用いただけます。

 

 

 

どんな些細な事でも安心してご相談ください。

 

 

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

漢方相談スガヌマ薬局へ

 

無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

 

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

ページの先頭へ戻る