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he latest developments in infertility treatment and Chinese medicine at the Hanabusa Women's Clinic: The flow of treatment that respects nature

不妊治療の最新進展と漢方:自然を大切にする治療の流れと妊活漢方

 

 

 

 

不妊治療の世界では、常に進歩が求められています。

 

 

 

英ウィメンズクリニックの院長である苔口昭次先生の講演から、ART治療の最新の進展について学びました。

 

 

 

*英ウィメンズクリニック見学の様子はこちらリンク

 

 

 

特に注目すべきは、自然を大切にする漢方の考え方に沿った不妊治療の流れが今主流になっていることです。

 

 

 

主なポイント

 

 

 

1.不妊治療の進歩:ART治療は年々成功率が向上し、新技術の導入により、着床の窓、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ検査が可能になりました。

 

 

 

2.兵庫県のART治療施設:体外受精/顕微授精施設数30、胚・卵子の凍結保存施設数30、男性不妊治療に特化した施設数8。

 

 

 

3.保険適用による不妊治療の支援:2022年4月、不妊治療への保険適用を拡大。

 

 

 

4.妊娠前ケア(Preconceptional Care):妊娠前からの健康状態の改善を目指すケア。

 

 

 

5..栄養状態の現状:20代女性の約20%がBMI18.5以下、20代女性の平均エネルギー摂取量は1600kcalで、70代よりも少ない。

 

 

 

6.不妊専門施設の栄養/サプリメント情報:栄養外来、食へのこだわり、生殖栄養カウンセリングを提供する施設8/30、サプリメントの情報を公開している施設6/30。

 

 

 

7.漢方と妊娠前ケア:漢方では、妊娠前からの体質改善が非常に重要視されています。

 

 

 

8..凍結融解胚移植の進歩:凍結胚移植の出生児数は年々増加自然周期移植はホルモン補充周期移植に比べて癒着胎盤発生頻度が低い。

 

 

 

9.多嚢胞性卵胞の概要:生殖年齢女性の6-20%がPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を有しています。

 

 

 

10.PGT-A(Preimplantation Genetic Testing for Aneuploidy):染色体異数性の検査により、妊娠に繋がらない移植や流産を避ける。

 

 

 

以上、苔口先生のご講演から学んだことの主なポイントです。

 

 

 

 

 

Hanabusa Women's Clinic Dr. Shoji Kokeguchi

英ウィメンズクリニック 苔口昭次先生

 

 

 

 

 

 

漢方的な視点から見ると、体質改善や栄養状態の改善、自然に従うことなどが重要視されています。

 

 

 

これらは、妊娠の成功率を高めるだけでなく、母体と胎児の健康に良い影響を与えます。

 

 

 

具体的な不妊治療の漢方薬やサプリメントの選択、妊活のための栄養や生活習慣の改善については、当漢方相談薬局の認定子宝カウンセラー漢方薬剤師にお尋ねください。

 

 

 

おひとりおひとりのお客様にあった最適な方法をご提案いたします。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

Shinichiro Suganuma asks a question at a Chinese medicine training session for pregnancy at the Hanabusa Women's Clinic.

英ウィメンズクリニックの妊活漢方研修会で質問をする菅沼真一郎

 

 

 

 

 

講演内容要旨

 

 

 

○保険適用後のART治療の現状 ・ART治療の進歩 ART治療は年々ごとに成功率が向上しています。

 

 

 

新技術の導入により、着床の窓、慢性子宮内膜炎、子宮内フローラ検査が可能になりました。

 

 

 

技術の進化は、着床率の向上や慢性子宮内膜炎のような問題の診断・治療に役立っています。

 

 

 

これらの進歩は、成功率の向上に影響を与え、不妊治療の分野における新たな希望をもたらしています。

 

 

 

・兵庫県のART治療施設 体外受精/顕微授精施設数:30 胚・卵子の凍結保存施設数:30 男性不妊治療に特化した施設数:8 施設数の増加は、地域社会における不妊治療サービスの利用可能性を示しています。

 

 

 

特に男性不妊に特化した施設は、まだまだ数がすくないものの、男性側の問題にも焦点を当てることの重要性が増していると思います。

 

 

 

・保険適用による不妊治療の支援 2022年4月、不妊治療への保険適用を拡大。

 

 

 

・タイミング療法、人工授精に年齢制限、回数制限なし。

 

 

 

体外受精法、顕微授精法、凍結胚移植法は以下の通り: 40歳未満の女性:最大6回まで 40歳以上43歳未満の女性:最大3回まで 保険適用の拡大は、不妊治療を必要とする多くのカップルにとって経済的な負担を軽減し、治療へのアクセスを改善しています。

 

 

 

これにより、治療を受けることが可能になる人々の範囲が広がり、ART治療の成功率の向上に寄与していると思います。

 

 

 

・Preconceptional Care(妊娠前ケア) 妊娠前からの健康状態の改善を目指すケア。

 

 

 

厚生労働省のデータによると、多くの女性がカロリー、蛋白質、鉄分、ビタミン不足に。

 

 

 

・栄養状態の現状 20代女性の約20%がBMI18.5以下。

 

 

 

20代女性の平均エネルギ摂取量は1600kcalで、70代よりも少ない。

 

 

 

葉酸の推定平均必要量に達していない女性が半数近く。

 

 

 

野菜摂取量の目標を達成しているのは15%程度。

 

 

 

・不妊専門医療機関の栄養、サプリメント情報 栄養外来、食へのこだわり、生殖栄養力カウンセリングを提供する施設:8/30 サプリメントの情報を公開している施設:6/30 不妊専門クリニックでも栄養、サプリメントのカウンセリングを行う施設が増えてきました。

 

 

 

漢方では、妊娠前からの体質改善が非常に重要視されています。

 

 

 

栄養状態の改善は、妊娠の成功率を高めるだけでなく、母体と胎児の健康にも寄与します。

 

 

 

不妊治療と併用して妊活によい漢方やサプリメントを使う重要性は増していると思います。

 

 

 

・凍結融解胚移植の進歩 凍結胚移植の出生児数は年々増加。

 

 

 

自然周期移植はホルモン補充周期移植に比べて癒着胎盤発生頻度が低い。

 

 

 

英ウィメンズクリニックでは自然排卵周期移植への移行が進んでいる。

 

 

 

 

 

Hanabusa Women's Clinic Entrance

英ウィメンズクリニックエントランス

 

 

 

 

 

自然周期移植の増加は、漢方の原則である「自然に従う」ことの重要性を反映しています。

 

 

 

これは、体への負担を減らし、自然な妊娠環境を促進することにつながります。

 

 

 

○多嚢胞性卵胞の概要 ・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群) 生殖年齢女性の6-20%がPCOSを有している。

 

 

 

PCOSは流産率の増加、妊娠高血圧症候群、子癇前症のリスクを高める。

 

 

 

PCOS女性は妊娠糖尿病になる可能性が3倍に。

 

 

 

・PCOSの診断基準(Rotterdam criteria) 無月経または稀発月経 高アンドロゲン血症 多嚢胞卵巣(PCOM)

 

 

 

・PCOSとAMHレベル PCOS女性は正常な卵巣を持つ女性と比較して血清AMH濃度が上昇。

 

 

 

AMHは卵巣予備能だけでなく、栄養状態とも関連。

 

 

 

PCOSの有病率と妊娠にともなう合併症のリスクは、不妊治療における重要な課題です。

 

 

 

治療法の改善とともに、PCOSの管理と治療に対する理解が必要です。

 

 

 

漢方では、PCOSのような症状は体内の「気」「血」「陰」「陽」の不調和と見なされます。

 

 

 

漢方はこれらのバランスを整えることでPCOSの不妊治療や妊娠中のケアがうまくいくように致します。

 

 

 

 

 

Dr. Shoki, MD (left), Dr. Shoji Kokeguchi, Hanabusa Women's Clinic (center), Shinichiro Suganuma (right)

医学博士ショウキ先生(左)英ウィメンズクリニック苔口昭次先生(中央)菅沼真一郎(右)

 

 

 

 

 

○PGT-A(Preimplantation Genetic Testing for Aneuploidy) 染色体異数性の検査により、妊娠に繋がらない移植や流産を避ける。

 

 

 

染色体異数性の検査は、妊娠成功率の向上と流産リスクの低減に寄与する重要なツールです。これにより、より健康な妊娠と出生が期待できます。

 

 

 

 

 

明治4年11月30日創業

茨城で150年愛される

不妊・皮膚病・漢方専門薬局

 

 

 

不妊漢方全国実力薬局100選受賞・漢方相談スガヌマ薬局

 

 

 

 

不妊とアトピーの漢方薬なら

 

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無料漢方相談実施中

 

ご相談ご予約お待ちしております

 

茨城県坂東市岩井4443

電話 0297-35-0003

FAX 0297-35-2093

メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com

 

A step towards the future: Combining Chinese medicine and the latest medical care at Hanabusa Women's Clinic

英ウィメンズクリニックの最新不妊治療と漢方

 

 

こんにちは!

 

 

子宝に恵まれるためのお手伝いをする認定子宝カウンセラー漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

今回、英ウィメンズクリニックのクリニックの見学は3回目になります。

 

 

 

不妊治療の最前線に立つ英ウィメンズクリニックでの経験を通じて、漢方と最新の医療技術がどのように融合しているかをご紹介します。 

 

 

 

 

*1 1回目の見学会の様子 

 

 

https://www.suganuma-yakkyoku.com/3581.html 

 

 

 

*2 2回目の見学会の様子 

 

 

https://www.suganuma-yakkyoku.com/9988.html 

 

 

The building that houses Hanabusa Women's Clinic

英ウィメンズクリニックが入っているビルディング

 

 

 

不妊治療の新たな地平を切り開く、漢方の力 

 

 

 

私が目撃したのは、漢方の深い知恵と最新科学が結びついた、まさに革新的な治療法です。

 

 

 

英ウィメンズクリニックでは、漢方外来、男性不妊外来(英メンズクリニック)、そしてサプリメントセンターを通じて、患者様一人ひとりに合わせた多角的な治療を提供しています。 

 

 

 

 

 

 

*3 英ウィメンズクリニックの高度不妊治療 

 

 

SEET・二段階胚移植 IMSI(イムジー法)Piezo ICSI(ピエゾイクシー法) 

タイムラプス胚培養 ERA EMMA-ALICE 子宮内膜スクラッチ 子宮内フローラ検査 

 

 

 

 

 

 

Hanabusa Women's Clinic

英ウィメンズクリニックはビルの2階、4階、7階、8階を利用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

培養室の進化:漢方と科学の融合 

 

 

 

私が以前訪れた時から、培養室は大きく進化しました。

 

 

 

40人以上の専門の培養士と20人以上の医師が協力し、不妊に悩む多くのカップルに新しい希望をもたらしています。

 

 

 

東洋医学の伝統と現代科学の融合により、患者様に最適な治療オプションを提供しています。 以前見学した時にはなかったタイムラプス胚培養も導入されました。それによって熟練した培養士でなくても胚培養が順調にいくようになったそうです。

 

 

 

培養士さんがPGT-Aにおけるモザイク胚やAMHについて貴重な情報を教えてくださいました。詳しくは当漢方薬局の漢方薬剤師にお尋ねください。

 

 

Hanabusa Men's Clinic

英メンズクリニックはビルの4階にあります。

 

 

 

 

 

患者様を中心としたケアと透明性 

 

 

 

クリニックでは、患者様の心のケアを最優先に考え、治療に対する不安を和らげるための全面的なサポートを提供しています。

 

 

 

患者さんに丁寧に説明し、治療プロセスの透明性を保ち、患者様が治療に積極的に参加できる環境を整えています。 

 

 

 

 

Hanabusa Women's Clinic Culture Room Tour

英ウィメンズクリニックの培養室見学:とても緊張しました。

 

 

 

 

 

不妊治療の未来への貢献 

 

 

英ウィメンズクリニックの取り組みは、不妊治療の未来に大きな光を投げかけています。

 

 

 

私たちが見学した培養室の進歩は、技術的な向上だけでなく、患者様の夢を叶えるための情熱と努力の結晶です。 

 

 

 

Hanabusa Women's Clinic waiting lobby

英ウィメンズクリニックの待合ロビー

 

 

 

 

 

 

私は漢方薬剤師として、この貴重な経験から多くを学び、不妊で悩む患者様に最適な漢方と健康法を提供するために日々努力しています。

 

 

英ウィメンズクリニックの見学会は、不妊治療の未来に希望を与える価値ある体験でした。

 

 

この知識を漢方相談スガヌマ薬局で共有し、不妊で悩む方々に最適な漢方と健康法を提供します。どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。 

 

 

Dr. Shoki, MD (left), Dr. Shoji Kokeguchi, Hanabusa Women's Clinic (center), Shinichiro Suganuma (right)

医学博士ショウキ先生(左)英ウィメンズクリニック苔口昭次先生(中央)菅沼真一郎(右)

不妊漢方全国実力薬局100選受賞・漢方相談スガヌマ薬局

 

 

 

 

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pregnancy and sugar

糖尿病と妊娠:不妊治療における漢方の重要性

 

皆様、こんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラーであり漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

この度は、神戸の英ウィメンズクリニックで開催された子宝カウンセラーの集いに参加し、糖尿病と妊娠の関連性について、同クリニックで漢方外来をされている医学博士ショウキ先生からの洞察に満ちた講演をお聴きしました。

 

 

 

 

 

〇●糖尿病が妊娠に与える影響

 

 

 

 

 

Pregnancy and Sugar

「妊娠と糖」医学博士ショウキ先生ご講演の様子①

 

 

 

 

 

糖尿病は、インスリンの作用不足や細胞のインスリンに対する抵抗性によって血糖値が上昇する疾患です。

 

 

 

この状態は排卵障害や不妊のリスクを増加させることが明らかにされています。

 

 

 

特に、肥満や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)との関連が深く、これらは排卵の問題をさらに悪化させる可能性があります。不妊治療の漢方での予防も大切です。

 

 

 

〇●食事と妊孕性(妊娠するための力)への影響

 

 

 

食事に含まれる糖質、食物繊維、加工糖の摂取は、妊孕性に重要な影響を及ぼします。

 

 

 

食後の血糖コントロールが妊娠に与える影響に関する研究(*1)は、特に日本人の痩せ型若年女性において、標準体重者と比較して耐糖能異常のリスクが高いことを示しています。

 

 

 

〇●体外受精とBMIの相関性

 

 

 

アメリカの研究(*2)によると、BMIが19.0kg/㎡~24.9kg/㎡の範囲にある女性が、体外受精において最も妊娠成功率が高いことが示されています。

 

 

 

極端なBMIは、妊娠の成果に否定的な影響を与えることが分かっています。

 

 

 

〇●食後高血糖と妊娠リスク

 

 

 

食後高血糖は、2型糖尿病の特徴であり、妊娠中の女性においても特に注意が必要です。食後のインスリン抵抗性の増加は血糖値を上昇させ、妊娠糖尿病のリスクを高めることが知られています。

 

 

 

 

 

Dr. Shoki, MD

医学博士ショウキ先生ご講演の様子②

 

 

 

 

 

〇●まとめ

 

 

 

糖尿病と妊娠の関連性、および不妊治療における血糖管理の重要性を強調するこれらの情報は、健康な妊娠をサポートするための食事や生活習慣の改善に対する理解を深めます。

 

 

漢方医学は、これらの知見を基に、不妊治療の新たな可能性を探求しています。

 

 

 

当薬局では、一人ひとりのお客様に合わせた最適な漢方薬と健康法をご提案しております。

 

 

 

病院で処方される薬とも安全に併用できる漢方薬を提供しています。

 

 

 

糖尿病や不妊に関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。

 

 

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

 

参考文献

 

 

 

*1 Glycemic load, dietary fiber, and added sugar and fecundability in 2 preconception cohorts

 

 

 

 

*2 Extremities of body mass index and their association with pregnancy outcomes in women undergoing in vitro fertilization in the United States 

 

 

 

 

 

 

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漢方相談スガヌマ薬局は妊活漢方で高齢での妊娠、出産を応援します。

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

最近、不妊治療で病院やクリニックにいかれた年齢の高い方が、治療を断られるケースが増えているそうです。

 

「良い卵子が採卵出来なかった」

 

「長期間にわたる不妊治療に疲れた」

 

「お医者さんにそろそろ諦めてはと、やんわり伝えられた」

 

漢方相談スガヌマ薬局は、そんなアラフォーアラフィフ世代の妊活を全力で応援致します。

 

身体にもココロにも優しい妊活の方法をお教え致します。

 

 

第50回子宝カウンセラーの会で講演中のショウキ先生

 

第50回子宝カウンセラーの会では、英ウィメンズクリニックで漢方外来をされているショウキ先生からも44歳を超えると不妊の治療を断る例が多いとのお話しがありました。

 

 

医療機関の中には、卵胞が育ちが悪くなった患者さんには、卵胞が育ちがよくなったら来てくださいと言われてしまった例もあるそうです。

 

 

柳田学術理事からも、高齢の方(43歳以上の方)が不妊治療専門病院やクリニックでも、不妊治療を断られるケースが増えているというお話がありました。

 

 

しかし、当薬局では漢方を不妊治療と併用して、高齢でも妊娠・出産された方は多くいらっしゃいます。

 

 

不妊に悩む女性の中には、高齢になってから妊活を始める方も多いと思います。高齢になると妊娠しにくくなるだけでなく、流産や先天異常のリスクも高まります。そこで、高齢の不妊にも効果が期待できる漢方薬についてご紹介します。

 

 

漢方薬は、自然の生薬を組み合わせて作られた伝統的な医療です。漢方薬は、病気の症状だけでなく、その人の体質や気質に合わせて処方されます。そのため、漢方薬は、高齢の不妊においても、個々の状態に応じて最適な治療ができると言えます。

 

 

高齢の不妊には、主に「腎虚(じんきょ)」という状態が関係しています。腎虚とは、加齢やストレスなどによって、腎という臓器の機能が低下することです。腎は、生殖や成長に重要な役割を担っており、腎虚になると、卵巣や子宮の働きが衰えたり、ホルモンバランスが乱れたりします。その結果、妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったりするのです。

 

 

漢方薬は、腎虚を改善することで、妊娠力を高めることができます。腎虚には、冷え性や基礎体温が低いタイプと、のぼせやほてりなどがあるタイプがあります。それぞれに合った漢方薬を選ぶことが大切です。

 

 

例えば、冷え性や基礎体温が低いタイプには、参馬補腎丸(さんばほじんがん)や参茸補血丸(さんじょうほけつがん)などの温める漢方薬がおすすめです。

 

 

のぼせやほてりなどがあるタイプには、杞菊地黄丸(きぎくじおうがん)や亀鹿二仙丸(きろくにせんがん)などの冷やす漢方薬がおすすめです。

 

 

同じ冷えタイプでも基礎体温の高温期や低温期、体質によって違うので詳しくは当漢方薬局の認定子宝カウンセラー漢方薬剤師にお尋ねください。

 

 

48歳の方がご出産された赤ちゃんをだっこしてうれしそうな担当の菅沼由美子薬剤師

 

私たち漢方相談スガヌマ薬局では、体外受精で47歳でご懐妊され、48歳でご出産された方や50歳での出産された方もいらっしゃいます。

 

 

(体験談はこちらをクリック)→「あきらめなければ夢は叶う」と願い続け、48歳で第1子を出産」

 

 

(体験談はこちらをクリック)→漢方を信じて!子宝チャレンジ高齢出産。漢方のおかげで赤ちゃん授かりました!50歳坂東市

 

 

また、私が所属する子宝カンセラーの会(生殖医療学会)では、自然妊娠で47歳でご懐妊され、48歳でご出産された方もいらっしゃいました。

 

 

当薬局は、つくば市、守谷市、古河市など坂東市近隣だけでなく、

 

 

遠いところでは茨城県北部の日立市(日立市の方の体験談はこちら)や栃木県壬生町などからもご相談いただいています。

 

 

私たち漢方相談スガヌマ薬局の認定子宝カウンセラー薬剤師は、年齢の高い方の不妊治療を全力で応援いたします。

 

 

もちろん、絶対に妊娠すると申し上げられませんが、できる限りのことをするつもりでおります。

 

 

西洋の不妊専門病院の不妊治療と東洋の漢方薬に精通した薬剤師が、あなたにあったベストのご提案をいたします。

 

 

不妊治療のお悩みをお聞きした後に、お客様に「気持ちが楽になった。ありがとう」とおっしゃっていただくことがとてもうれしいです。

 

 

無料漢方カウンセリング実施中です。お話だけでもお聞かせください。お待ちしています。

 

 

 

 

 

漢方相談専用の相談室で、誠心誠意、ご相談いたします。

 

*プライバシーに配慮した漢方相談室(写真はこちら

 

 

 

 

 

不妊漢方全国実力薬局100選受賞・漢方相談スガヌマ薬局

 

 

 

 

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顆粒膜細胞は卵子を育てる!卵子の老化対策と妊活漢方

 

こんにちは。

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

令和5年12月10日(日)不妊治療で有名な兵庫県神戸市の『英(はなぶさ)ウィメンズクリニック』にて【第63回子宝カウンセラーの会】の研修会に参加しました。

 

 

 

 

 

兵庫県神戸市【英ウィメンズクリニック】2Fにあります。

 

 

 

 

 

◇卵子の老化対策、顆粒膜細胞は卵子を育てる!

 

 医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックでご講演されている「医学博士ショウキ先生」の様子①

 

 

 

 

 

〇卵巣予備能を評価する指標

 

 

・経腟超音波で見るAFC(胞状卵胞数カウント)

 

 

・血中AMH測定(抗ミュラー管ホルモン)

 

 

〇胞状卵胞数カウント(AFC)

 

〇AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、6mmまでの卵胞顆粒膜細胞から分泌され原子卵胞数と相関します。

 

 

〇年齢別AMHの基準値が1.00です。(AMH基準値リンク)

 

 

1.00より低いと反応不良が予想されます。

 

 

◇顆粒膜細胞と卵子の質

 

 

採卵を経験された方は、手術室内のモニターで卵子をご覧になったことがあるかもしれませんね。

 

 

卵子は成熟するまで、顆粒膜細胞と一緒に卵胞という袋の内壁にへばりついています。卵子が成熟すると、内壁からはがれて卵胞液の中をただよい、排卵の時を待ちます。

 

 

採卵は、超音波のガイド下に卵胞を特殊な細い針で穿刺して卵胞内の液体(卵胞液)を吸引しておこないます。

 

 

培養士が、吸引された卵胞液中にただよっているモヤモヤを目印に卵子をすばやく探して培養液に移し、顕微鏡を通したモニターの画面上でめでたく「ご対面」となります。

 

 

顆粒膜細胞は、卵子を成熟させる大切な役割を持っています。

 

 

 

〇卵子のグレードは顆粒膜細胞から判断されます。

 

 

 

顆粒膜細胞は卵母細胞を成熟させます。

 

 

 

◇休眠状態の卵胞が目覚めるためのシグナル

~卵胞の発育を許可するWntシグナル伝達経路を同定~

 

 

 

哺乳類の母体内では、未熟な卵子である卵母細胞が、前顆粒膜細胞に囲まれた原始卵胞という形で眠っています。

 

 

性成熟後に原始卵胞は徐々に活性化し、卵母細胞の成長とともに前顆粒膜細胞が顆粒膜細胞に分化して、成熟した卵胞となります。

 

 

原始卵胞の活性化は、卵子を消費し尽さないように精密に調整される必要があります。

 

 

前顆粒膜細胞から顆粒膜細胞への分化には、前顆粒膜細胞が分泌したWntタンパク質が自らの細胞に作用するWntシグナル経路が必須であることが明らかになりました。

 

 

このWntシグナル経路を抑制すると原始卵胞の活性化は不完全となり、卵子の成長も間接的に阻害されます。

 

 

本研究は、科学雑誌 『Development』(5月号)、オンライン版 (4月29日付)に掲載されました。

 

 

顆粒膜細胞が機能しない卵巣は、原始細胞が活性化せず不妊を引き起こします。

 

 

 

 

〇妊娠するために血管透過性制御作用の重要性とは。

 

 

・女性の膣内で射精された精子は卵管内で卵子と受精して、受精卵が子宮内膜に着床します。

 

 

このとき子宮内膜に着床の準備ができていなかった場合、残念ながら妊娠が成立しません。

 

 

・血管透過性制御作用

 

 

子宮内膜の血管が発達しなければ、着床に失敗し不妊となりえます。

 

 

〇女性の性周期に応じて、エストロゲンが非常に低い期では、心室性期 外収縮や上室性頻拍症 、特発性心室頻拍症などが多いことが知られて います。

 

 

 

池脇: それはいわゆるエストロゲンと不整脈、少なくとも女性ホルモ とそういった不整脈との関係は以前から知られていることなのです ね。

 

 

佐藤: エストロゲンにはQTを延長させる効果があり、女性では一般 的に男性よりQT延長が知られています。 ただ、 プロゲステロンは逆 にQT時間短縮効果があり、 実際の月経期の不整脈発現に関しては、 その比が重要であることが知られています。

 

 

*ドクターサロン61巻9月号より

 

 

「英ウィメンズクリニック内」

 

 

 

◇血管微小循環の改善は重要

 

 

微小循環は細動脈、毛細血管、細動脈を含めた血管床であり、全身血管系の90%以上を占め、体内の物質交換と新陳代謝を営む重要な場です。

 

 

微小循環障害は、血管径と血行速度、活性酸素の過剰産生、血管壁への白血球と血小板の膠着、血管透過性の方進、血管外の肥満細胞の脱穎粒などの一連の多彩な変化を含みます。微小循環障害は心脳血管障害のみならず、糖尿病の血管合併症、肝腎機能障害、婦人科疾患にも関連するということです。

 

 

 

 

◇Drショウキからのおすすめ卵巣改善法

 

 

 

コロナの所為で日本に来れない中国人の患者さんが次々自然妊娠しています。

 

 

 

・Wさん36歳 男の子が生まれた。

 

 

 

・Dさん40歳 妊娠6カ月

 

 

 

・Fさん41歳 妊娠8カ月

 

 

 

・Jさん43歳 第2子、妊娠

 

 

 

・Mさん39歳 妊娠後流産、7月再妊娠

 

 

 

などなど多くの方々が妊娠されている様子です。

 

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックでご講演されている「医学博士ショウキ先生」の様子②

 

 

 

 

 

 

◇Drショウキからのおすすめ卵巣改善法

 

 

 

~ハーバード大学が薦めた妊娠しやすい五つの法則~

 

 

 

1.自信力(生理はあれば、妊娠可能)

 

 

 

2.漢方サプリ、鍼灸

 

 

 

3.運動療法

 

 

 

4.日常生活の規則化

 

 

 

5.必要な栄養素

 

 

 

 

◇Drショウキおすすめの妊娠しやすい五つの法則

 

 

 

1.自信力 、抗炎症(続ければ、妊娠可能)

 

 

 

2.毎日温灸:耳、人迎(首甲状腺両側)

 

 

 

3.運動療法:階段登り療法

 

 

 

4.日常生活の規則化:7時間(ハーバードは8時間)必要睡眠

 

 

 

5.必要な栄養素:天然葉酸(活性葉酸)、鉄成分(隠れ貧血)、抗炎症(生姜汁)、イソフラボン(納豆2箱)(葛根粉)(きな粉)

 

 

 

 

 

明治4年11月30日創業

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朝ごはんと自律神経の重要性~漢方薬剤師が教える不妊予防法~

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

2023年9月10日に第62回子宝カウンセラーの会のオンライン研修会に参加しました。とても勉強になりました。

 

 

 

自律神経は、私たちの身体の様々な機能を調節する重要な神経系です。自律神経のバランスが崩れると、不妊や様々な病気のリスクが高まるということもわかりました。

 

 

 

自律神経のバランスを整えるためには、食生活や生活習慣が大きく影響します。特に、朝ごはんを食べることや朝日を浴びることが効果的だということが印象的でした。

 

 

 

また、交感神経系に影響を与える食品成分についても勉強しました。大豆や柑橘類や赤ワインに含まれるフラボノイドは、抗酸化作用や血糖値上昇抑制効果など、様々な健康効果があるようです。

 

 

 

妊活、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患、生活習慣病にも自律神経のバランスは大切です。

 

 

 

当薬局でも、自律神経を整える効果のある漢方薬を、不妊漢方、皮膚病などの漢方によく使っています。

 

 

 

詳しい漢方や健康法については、漢方相談スガヌマ薬局の漢方薬剤師におたずねください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

第62回子宝カウンセラーの会 2023年9月10日(日) 「ストレスと自立神経バランス」産業医科大学 名誉教授  柳原 延章先生 自立神経バランス研究所 自律神経未病ラボ&漢方ラボ

 

 

 

 

 

■■■ストレスと自立神経バランス■■■

 

 

 

産業医科大学 名誉教授 柳原延章先生

自律神経バランス研究所自律神経未病ラボ&漢方ラボ

 

 

 

 

本日の内容

 

 

1)自立神経とは

 

2)交感神経系機能に影響を与える食品成分

 

3)不妊と自律神経

 

4)朝ごはんの重要性

 

5)自律神経養生訓

 

 

 


 

 

1)自律神経とは

 

 

 

~交感神経が興奮すると~

 

 

交感神経系:Sympathetic nervous system

 

 

 

人または動物が敵と対峙した時に、

 

 

交感神経系が活性化すると、心臓の鼓動が増加し、血圧が上昇します。

 

 

また、血液は筋肉へ注がれ、血糖値は上昇します。

 

 

気管支は拡張し、瞳孔は大きく広がります。

 

 

 

・全体として、戦うか、逃げるかの体の準備をするのが交感神経の役割です。

 

 

 

自律神経は、活動する神経といわれる「交感神経」と、休むといわれる「副交感神経」の2つの神経が各臓器に対して、お互い相反しながら作用し、生体の恒常性を維持させます。

 

 

 

~神経伝達物質~

 

 

 

交感神経:ノルアドレナリン

 

 

 

交感神経は日中起きているときや緊張しているときに優位になり、活発に動くことができるように体の状態を整えます。

 

 

副交感神経:アセチルコリン

 

 

 

副交感神経はリラックスしているときや寝ているときに優位になり、交感神経と正反対の働きをしています。

 

 

 

 

 

2)交感神経系に影響を及ぼす食品成分(漢方的食養生)

 

 

 

植物由来のフラボノイドは、少なくとも6グループ、5000~8000種以上が存在するといわれています。

 

 

 

これらのフラボノイドは、主として果物、野菜、お茶、赤ワイン、その他多くの植物に含まれているそうです。

 

 

 

最近の研究では、このフラボノイドがいろいろな疾患(心血管系疾患、糖尿病やある種の癌など)のリスクを低下させるといった報告があり、植物フラボノイドが注目をあびています。

 

 

 

◇ダイゼインとは?

 

 

 

ダイゼイン:大豆は豆腐などの食品として日本において多く消費されています。

 

 

この大豆食品の中にはイソフラボン種が配糖体として含まれ、体内で糖鎖が切れてダイゼインとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 抗酸化作用:活性酸素を中和して老化や病気の予防に役立ちます。

 

 

  • コレステロールの抑制:血液中のコレステロールを減少させて動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを低減します。

 

 

  • ダイエット効果:食欲を抑えて体重の増加を防ぎます。

 

 

  • 免疫力の向上:免疫細胞の生成や活性化を促進します。

 

 

  • アルツハイマー病の予防:脳への異常なタンパク質の蓄積を抑制します。

 

 

 

 

3)不妊と自律神経

 

 

 

自律神経の不調は、男性より女性が感じやすいと言われています。

 

 

 

自律神経の不調は

 

 

 

・生理不順

 

 

 

・無月経

 

 

 

・無排卵

 

 

 

といった不妊を招く原因となります。

 

 

 

 

その他にも

 

 

 

・頭痛

 

 

 

・めまい

 

 

 

・疲労

 

 

 

・睡眠障害

 

 

などの症状もあります。

 

 

 

ご夫婦で自律神経のバランスを整えることが大切です。

 

 

 

 

4)朝ごはんの重要性

 

 

 

「早寝早起き朝ご飯」が1日のスタートに重要です!

 

 

 

朝ご飯を食べないと

 

 

 

・貧血

 

 

 

・脳への糖分の供給が不十分になる

 

 

 

・記憶や集中が出来ない

 

 

 

朝ご飯を食べることにより、副交感神経のスイッチが入ります!

 

 

 

・胃腸運動が起こる

 

 

 

・直腸を刺激する

 

 

 

・排便を促す

 

 

 

 

朝ご飯を食べる習慣をつけましょう。

 

 

 

 

5)自律神経養生訓

 

 

 

1)朝起きたら、朝日を浴びましょう。

 

 

 

2)朝ご飯を食べて副交感神経のスイッチをONにし、日中の交感神経活動のためのエネルギー補給をしましょう。

 

 

 

3)日中は交感神経活動を高めて、活動しましょう。

 

 

 

4)夕食後、しばらくはできるだけリラックスし、疲労回復に努めましょう。

 

 

 

~1日の生体リズムと病気~

 

 

自然界の陰陽には一日のリズムがあり、人の体温、心拍数、血圧、血糖、睡眠の覚醒周期、尿中のイオン排泄にも24時間のリズム変動があります。

 

 

この日概リズムを作っているのが脳の視交叉上核にある体内時計で、それにコントロールされているのが、自律神経なのです。

 

 

また、多くの疾患が時間的リズムをもっていることが知られています。

 

 

①高血圧は早朝の血圧亢進が顕著となります。

 

 

②心臓病は早朝から正午の発作が多いです。

 

 

③喘息発作は夜間から明け方に多いです。

 

 

これらの病気の発生は、自律神経活動のリズムと深く関係するといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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不妊漢方で有名なショウキ先生の「産むカラダ」を整える5つの提案

 

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

大阪市にある【レディーバードクリニック】に第61回子宝カウンセラーの会研修会で行って参りました。

 

 

 

不妊治療で有名な英ウィメンズクリニックで漢方外来をされている医学博士ショウキ先生のご講演を聞きました。

 

 

 

ショウキ先生は、妊娠しやすい体作りとして、不妊治療中の妊活している方に、運動、ストレス、睡眠、食事、冷えについて5つのお話しをされていました。

 

 

 

病院の不妊治療と一緒に、不妊のための漢方を服用したり、適度な運動、ストレス対策、十分な睡眠、バランスよく3食食べること、体を冷やさないことなど生活改善は、妊娠しやすい体作りに大切だと思います。

 

 

 

私も不妊治療をされているお客様のために、不妊漢方薬だけでなく妊娠しやすい食事や運動など妊活のための生活習慣のアドバイスを必ずしようと思っています。

 

 

 

妊活はゴールのみえないマラソンによく例えられています。一人で悩まずにお気軽にご相談ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

大阪市 レディーバードクリニック 外観

 

 

 

 

 

「産むカラダ」を整える5つの提案

 

 

 

医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

レディーバードクリニック内でご講演中の医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

◇女性の運動と妊娠までの期間を調べた研究

 

 

 

ハードな運動をしているグループでは運動時間が増えるほどに、妊娠率比が下がっています。

 

 

 

一方で、軽めの運動のグループでは運動時間が増えるほどに妊娠率比が上がっています。

 

 

 

総運動量でみてみると、ある一定のラインまでは運動によって妊娠率が上昇するものの、それ以上になると妊娠率比が下がってしまいます。

 

 

 

ある程度の毎日の運動は妊娠率をあげると思われます。階段をのぼる運動をご紹介します。

 

 

 

 

◇Dr.ショウキが勧める一段階を登る運動とは?

 

 

 

・骨盤の位置を矯正するストレッチは、妊娠しやすい身体を作るのに効果的だと言われています。

 

 

 

・骨盤の位置を整えることで、子宮や卵巣への圧迫が取り除かれ不妊症の改善が目指せるとされています。

 

 

 

・1日10分を目安に身体が温まっているお風呂上りに行うと、血行促進効果が倍増されます。

 

 

 

・運動が苦手な方や柔軟性がない方はぜひ取り入れてみましょう。

 

 

 

・初めての方も無理のない程度に継続していくと良いでしょう。毎日ちょっとでも続けることが大切です。

 

 

 

 

◇ストレスは、やはり妊娠を遠ざける。

 

 

 

交感神経のコントロールが大切です。副交感神経優位の生活を心がけましょう。

 

 

 

ストレスと妊娠の関係を科学的に調査した研究をご紹介いたします。

 

 

 

・これはイギリスのBuck Louice氏らが2011年にFertility and Sterilityに報告した論文です。

 

 

 

(ストレスが妊娠可能期間の妊娠率を低下させる研究結果があります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇漢方の知恵でストレスを克服

 

 

 

妊活中は好きでストレスを抱えている方はいないとは思いますが、なるべくストレスを抱え込まないようにしたいものです。

 

 

 

セロトニンを増やすことがおすすめです。

 

 

 

毎日、朝日をしっかり浴びて朝の散歩をしましょう。

 

 

 

セロトニンを増やすには、3000ルクス以上の照度の光を浴びることが必要とされています。蛍光灯の光では弱いことが多いです。朝日がいいです。

 

 

 

リズム運動をしましょう。ストレッチもいいです。毎日、階段を登るなどしましょう。

 

 

 

 

 

医学博士ショウキ先生(左)と一緒に記念撮影 認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師 菅沼真一郎(右)

 

 

 

 

 

◇妊活する女性に大切な3つのこと

 

 

 

【1】睡眠:1日8時間程度の睡眠時間を確保しましょう。

 

 

 

正しい睡眠は、母体卵巣、子宮の状態をよくします。夜0時までには寝るようにしましょう。

 

 

 

起床の時間も同じ時間に決めましょう。朝はダラダラしない事も大切です。朝日をあびましょう。

 

 

 

【2】食事:1日3食バランスのいい食事を摂りましょう。

 

 

 

バランスのいい食事を3食摂りましょう。例えば、お味噌汁とごはんなどの和食がおすすめですよ。

 

 

 

あと、焼き鳥(心臓)もおすすめです。

 

 

 

サプリメントで栄養を補っても、痩せすぎていたら妊娠は難しくなります。やせすぎは禁物です。体脂肪率20%未満にならないように注意しましょう。

 

 

 

【3】温活:体を冷やさない服装をしましょう。

 

 

 

腰周りや足先など、下半身を中心に、体を冷やさない服装をしましょう。

 

 

 

夜も、お風呂でお湯につかって温めたら、湯上りは薄着をしないようにしましょう。冷えやすい人は靴下も履きましょう。

 

 

 

首すじも冷やさないことが大切です。

 

 

 

 

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リウマチ患者さんの妊娠と不妊漢方

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

【第60回子宝カウンセラーの会】オンライン勉強会に参加しました。リウマチと妊娠と不妊治療について勉強しました。

 

 

 

 

本日は、関節リウマチと妊娠について、天の川病院 リュウマチ膠原病副センター長・リュウマチ膠原病内科医長 医師 木村郁子先生にご講演いただきました。

 

 

 

近年では、関節リウマチをはじめとする膠原病疾患の診断と治療はめまぐるしく発展し、早期に適切な治療ができるようになっているそうです。

 

 

 

妊娠可能年齢の患者さんそれぞれに対し、カウンセリングを通して妊娠前から将来の身体の変化に備えて準備することが大切であり、正しい知識と生活習慣を身につける指導をおこなっていると、木村郁子先生はおっしゃっていました。

 

 

 

妊娠しやすい体質を作ることもとても大切だと思います。

 

 

 

リウマチやエリテマトーデス、膠原病など自己免疫疾患の患者さんも不妊治療をされている方が多くなっています。

 

 

 

膠原病などがある方が漢方薬で体質を整えることはとても重要だと思います。

 

 

 

詳しい漢方薬については、当漢方薬局の認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師にお尋ねください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

医療法人北辰会 天の川病院 リュウマチ膠原病副センター長 リュウマチ膠原病内科医長 医師 木村郁子先生

 

 

 

 

医師 木村 侑子 先生

 

 

医療法人北辰会 天の川病院 

リュウマチ膠原病副センター長 

リュウマチ膠原病内科医長

医学博士

 

 

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・日本リウマチ学会 専門医・指導医・ソノグラファー

日本リウマチ財団 財団登録医・認知症サポート医・臨床研修指導医

インフェクションコントロールドクター

 

 

 

 

■□■講演内容■□■

 

 

 

・関節リウマチと妊娠

 

 

 

・関節リウマチの患者さんの妊娠前~妊娠中、産後の治療

 

 

 

・関節リウマチの患者さんの家族計画と母性内科の必要性

 

 

 

 

 

◇関節リウマチの発症年齢と分布◇

 

 

 

関節型若年性特発性関節炎を含めると、小児~高齢者までどの年齢でも発症する可能性があります。

 

 

 

 

 

◇関節リウマチと妊孕性(妊娠のしやすさ)◇

 

 

 

・妊娠までの期間が12か月を超えると不妊症と診断されます。一般的には、不妊症の割合の中央値は9%であるのに対し、関節リウマチ患者の場合、25~42%と報告されています。関節リウマチの患者さんの不妊率は、一般に比べて高くなっています。

 

 

 

不妊症になってしまう妊娠前までの期間を延長される要因としてあげられるのは、下記の3つの要因が考えられます。

 

 

 

①疾患活動性が残存している。

 

 

 

②非ステロイド性抗炎症薬の投与。

 

 

 

③プレドニン7.5mg/day以上の投与。

 

 

 

・妊娠を希望する関節リウマチ患者において、受胎時に合成抗リウマチ薬による治療を行うと、妊娠までの期間を短縮できるという報告があります。

 

 

 

 

◇妊娠可能年齢での関節リウマチ治療

 

 

 

疾患活動性を速やかに改善し、妊娠前期間(TTP)を短縮する必要性があります。

 

 

 

◇全身エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:SLE)

 

 

 

◇抗リン脂質抗体症候群(APS)

 

 

 

 

◇慢性甲状腺炎(橋本病)

 

 

 

・自己免疫的に甲状腺に炎症がおこる病気です。

 

 

・女性では10人に1人が罹患しています。

 

 

・関節リウマチ患者の30%に合併しています。

 

 

 

 

◇潜在性甲状腺機能低下症◇

 

 

 

TSH 高値

 

 

FT4 正常

 

 

妊娠希望する時(不妊治療時)  

 TSH〈 2.5を推奨。

 

 

妊娠を希望されない時 

 TSH 〉10もしくは症状がある。

 

 

 

 

◇妊娠を考えた関節リウマチの治療計画◇

 

 

 

☆妊娠前には寛解を目指す治療をします。

 

 

 

☆妊娠中は寛解~低疾患活動性を目指す治療をします。

 

 

 

☆妊娠後期には出産後どの治療を再開するかを検討しておきましょう。

 

 

 

 

妊娠中は白血球、CRP、赤沈はいずれも上昇傾向であり、診察+関節エコーなどで定期的に評価する必要があります。

 

 

 

 

◇1年以内の妊娠を希望した関節リウマチ女性患者の治療例◇

 

 

 

・メトトレキサート(MTX)は妊娠・授乳時には禁忌であり、できれば使用しない。

 

 

 

・タクロリムス(TAC)、サラゾスルファピリジン(SASP)を検討します。

 

 

 

・サラゾスルファピリジンを併用する場合にはとくに葉酸を摂取するように指示します。

 

 

 

・疾患活動性が高い場合には、TNF-α製剤、IL-6阻害薬などの生物学的製剤を検討します。

 

 

 

・イグラチモド(IGU)については催奇形性があり、最初から使用しません。

 

 

 

・最終的には非ステロイド性抗炎症薬は中止、ステロイドを使用させざるを得ない場合にはできるだけ少量にしましょう。

 

 

 

 

◇妊娠判明→妊娠中の治療例◇

 

 

 

・妊娠中にも安全と考えられる薬剤を継続します。

 

 

 

・妊娠可能年齢の患者さんそれぞれに対して、「家族計画」について質問し、妊娠を希望する前から計画的に治療を調整するべきである❞としています。

 

 

 

 

◇家族計画とは◇

 

 

 

・健全で幸せな家庭を築いていくために、家庭(自分とパートナー、家族)の事情を考慮して、こどもの数や有無、感覚に関して計画を立てることです。

 

 

 

 

◇妊娠しやすい体つくりのためのコンセプションケア◇

 

 

 

・男女共にタバコはやめましょう。

 

 

 

・適正体重を保ちましょう。

 

 

 

◇不妊の原因◇

 

 

 

・排卵因子

 

 

 

・卵管因子

 

 

 

・子宮因子

 

 

 

・頸管因子

 

 

 

・機能不全

 

 

 

・精路通過障害

 

 

 

・造成機能障害

 

 

 

・副性器障害

 

 

 

 

 

 

 

~まとめ~

 

 

 

・リウマチ・膠原病疾患をもつ患者さんは近年の治療の進歩により、病気でない人と何一つ変わらない社会生活を送る、「社会的寛解」を目指すことができるようになってきています。

 

 

 

・将来と現在の妊娠出産可能年齢の患者さんに対して、治療を行う前から妊娠に関する知識を患者さんに提供すること、患者さんと「家族計画」について話すことが必要です。

 

 

 

・出産はゴールではなく、スタートライン、妊娠前だけでなく育児をしながら病気を発症する患者さんも多く、妊娠可能年齢の患者さんを地域全体でサポートする必要があります。

 

 

 

 

 

不妊症のリウマチ患者さんの漢方

 

 

 

 

漢方相談スガヌマ薬局では、不妊治療中のエリテマトーデスやリウマチの患者さんが不妊のための漢方薬を服用して妊娠、出産されています。

 

 

 

エリテマトーデスやリウマチなど自己免疫疾患のお客様には免疫を整える漢方薬を利用してよい結果が得られいます。

 

 

 

あきらめずにご相談ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

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流産、着床障害(不妊)、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの漢方

 

 

 

 

茨城県坂東市からこんにちは。

 

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

 

第60回子宝カウンセラーの会のオンライン勉強会に参加しました。

 

 

 

医学博士ショウキ先生から炎症(流産、着床障害(不妊)、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなど炎症が原因の疾患)の抑制について勉強いたしました。

 

 

 

 

炎症を抑制する。

 

 

 

医学博士 ショウキ先生

 

 

 

 

 

医学博士 邵輝先生

 

 

 

 

 

炎症とは

 

 

下記の疾患と炎症とは、密接な関係があります。

 

 

・妊娠:流産、着床障害(不妊)など

 

 

 

・アレルギー:ぜんそくやアトピー性皮膚炎など

 

 

 

・痛み、関節変型:関節リウマチなどの自己免疫性疾患

 

 

 

・その他の慢性炎症

 

 

 

血小板活性化炎症血栓

傷ができると、血小板活性化がおき、炎症がおきて、血栓ができる

 

 

 

 

血小板活性化因子PAFとは

 

 

 

PAFは血管内皮細胞などの炎症細胞から、さまざまな刺激に応答して生産される、リン脂質の1分子種です。

 

 

 

エンドトキシンショックなどの病態に深く関与すると考えられています。

 

 

 

病態におけるPAFの役割について知るうえで、生体試料中のPAFの定量分析、PAFの標的細胞におけるPAFレセプターの同定、細胞におけるPAFの生合成酵素および、分解酵素の活性測定は欠かすことのできない研究手段となっています。

 

 

 

 

炎症誘発因子としての血小板活性化因子

 

 

帝京大学薬学部薬品物理化学教室

唐沢 健先生

 

 

 

好酸球・リンパ球の動向とその治療への応用

 

 

秋田大学臨床検査医学講座

 

 

 

 

炎症が関係すると思われる治療例

 

 

詳しい漢方薬の使い方については漢方相談スガヌマ薬局、漢方薬剤師にお尋ねください)

 

 

 

へバーデン結節の漢方治療例:女性が多い

 

 

 

 

脊髄圧迫の漢方治療例:圧迫軽減、しびれを緩和

 

 

 

 

血栓性静脈炎の漢方治療例

 

 

 

 

頑固なシミの漢方治療例

 

 

 

 

 

~最後に邵輝先生より一言~

 

 

 

良質な医療を提供し、信頼される医療人になり、人々の疾病の治療と健康維持に、貢献しましょう。

 

 

 

頑張りましょう。

 

 

 

ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

医学博士 邵輝

 

 

 

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トップクラスの不妊専門クリニックの保険適用後の不妊治療

 

 

こんにちは。

 

 

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。

 

 

兵庫県神戸市の「英ウィメンズクリニック」でおこなわれた不妊治療の研修会(第59回子宝カウンセラーの会)に行ってきました。

 

 

 

 

 

神戸市英ウィメンズクリニック 外観

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックは、日本でトップクラスの不妊治療クリニックです。保険適用後の不妊治療について講演をおききしました。

 

 

保険適用になっても、不妊治療の質を落とさないように、先進不妊治療も積極的に取り組んでいました。さすがに漢方外来もあり、漢方薬も取り入れているクリニックです。

 

 

私が英ウィメンズクリニックにくるのは今回、4回目です。いつきても最新の病院の不妊治療が学べてとても勉強になります。

 

 

 

英ウィメンズクリニック見学会の様子は(こちらをクリック)

 

 

 

英ウィメンズクリニック苔口院長の講演後は、私の不妊漢方相談をされている方からのご質問をさせていただきました。苔口先生からのアドバイスもいただけてとてもよかったです。

 

 

今回、勉強したことをいかして、不妊漢方に役立てたいと思います。

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック研修会にて、私の不妊漢方相談をされている方からのご質問を英ウィメンズクリニック苔口院長にさせていただきました。漢方相談スガヌマ薬局 認定子宝カウンセラー漢方薬剤師 菅沼真一郎

 

 

 

 

 

【保険適用後の不妊治療について】

 

 

 

英ウィメンズクリニック

 

 

 院長 苔口 昭次 先生

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック 院長 苔口 昭次 先生

 

 

 

 

【令和4年4月から新たに保険適用】

 

 

 

 

●一般不妊治療 

 

 

 

*タイミング法:排卵のタイミングに合わせて性交を行うように指導します。

 

 

 

*人工授精:精液を注入器で直接子宮に注入し、妊娠を図る技術。

 

 

 

 主に、夫側の精液異常、性交障害等の場合に用いられます。比較的に安価。

 

 

 

●生殖補助医療

 

 

 

*体外受精:精子と卵子を採取した上で体外受精させ(シャーレ上で受精を促すなど)、子宮に戻して妊娠を図る技術です。

 

 

 

*顕微授精:体外受精のうち、卵子に注射針等で精子を注入するなど人工的な方法で受精させる技術です。

 

 

*男性不妊の手術:射精が困難な場合などに、手術用顕微鏡を用いて精巣より精子を回収する技術(精巣内精子採取術(TESE))等。→顕微授精につながります。

 

 

 

 

英ウィメンズクリニックのエントランス

 

 

 

 

【不妊治療  保険適用対象者】

 

 

 

●体外受精法、顕微授精法、凍結胚移植法

 

 

 

*初めての不妊治療開始時点の女性の年齢:40歳未満

              回数の上限:通算6回まで(1子ごとに)

 

 

 

*初めての不妊治療開始時点の女性の年齢:40歳~43歳未満             

              回数の上限:通算3回まで(1子ごとに)

 

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック不妊治療の研修会 フロントの様子

 

 

 

 

【英ウィメンズクリニックの基本方針】

 

 

 

移植回数が保険適応であるので、良好胚のみの移植とする方針。

 

 

 

良好胚の確保(50%以上の妊娠率のある胚)

 

 

 

ガードナー分類 Grade3、4以上でCのついていないもの

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック 院長 苔口昭次先生(左)と認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師 菅沼真一郎(右)

 

 

 

 

 

●採卵周期あたりの臨床妊娠率:35y.o.を境に減少

 

 

 

 

●妊娠を至るために必要な累計採卵(推測)数は年齢が高くなるにつれて多くなります。

 

 

 

     ◇妊娠必要卵数◇

 

 

 

30-32歳:7.7

 

 

 

33-34歳:8.4

 

 

 

35-37歳:9.4

 

 

 

38-39歳:12.5

 

 

 

40-41歳:15.8

 

 

 

42-43歳:21.1

 

 

 

44-45歳:42.2

 

 

 

【目標採卵個数】

 

 

 

30才前半:10個

 

 

 

30才後半:15個

 

 

 

40才代 :20個

 

 

 

1つの卵子で必ず妊娠に至るわけではありません。より多くの受精卵を得ることが必要になります。

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック ロビーの様子

 

 

 

 

◎まとめ

 

 

 

・多くの施設では体外受精の方針は、回収卵子数を増やす方法として調節卵巣刺激をおこない、良好胚細胞凍結を目指しています。

 

 

 

・PPOS法をもちいることが多くなっているそうです。

 

 

 

・また、妊娠までの期間をできるだけ短期間とのコンセプトで作成された、ホリトロピンデルタ(レコベル)というペン型注射薬も開発、応用されてきています。

 

 

 

 

凍結胚移植が増加してきた背景

 

 

 

・移植胚数の制限による胚凍結機械の増加。

 

 

 

・OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を回避する目的による全胚凍結の増加。

 

 

 

・最近、普及している卵巣刺激法であるPPOS(progestin prime ovarian stimulation)法では、新鮮胚移植はできません。

 

 

 

・がん・生殖医療における妊孕性(にんようせい)温存の普及。

 

 

 

*妊孕性(にんようせい)とは:「妊娠するための力」のことををいいます。妊娠するためには、卵子と精子だけでなく、性機能や生殖器、内分泌の働きも重要です。妊孕性は女性・男性両方に関わることです。

 

 

 

 

 

先進医療A

 

 

 

先進医療Aは保険治療費(3割負担)に先進医療費(10割自己負担)を組み合わせることができる先進不妊治療になります。先進医療Bを使う時は、保険診療分も10割負担になります。

 

 

 

・子宮内膜刺激法(SEET法)

 

 

 

・タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養

 

 

 

・子宮内膜擦過術(内膜スクラッチ法)

 

 

 

・ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICS)

 

 

 

・子宮内膜受容能検査(ERA)

 

 

 

・子宮内細菌叢検査(EMMA/ALICE)

 

 

 

・強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別法(IMSI)

 

 

 

・二段階胚移植法

 

 

 

 

EMMA/ALICE(エマ/アリス)

 

 

 

EMMAは子宮内の細菌を網羅的に調べる検査です。

 

 

 

ALICEはCEの原因として特によく認められる病原菌9種類の存在の有無や、その割合を調べる検査です。

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック内には、キッズルームも完備。

 

 

 

 

PGT-Aの現状と課題

 

 

 

・PGT-Aの技術自体は正確だが、偽陽性の可能性、解釈の困難さから、結果的に胚移植を実施できない場合が増えます。

 

 

 

・PGT-Aにより正倍数性と判断した胚を移植しても出産率は60%前後にとどまり、染色体異数以外の胚の質による影響も検討課題となるそうです。

 

 

 

 

 

 

◎まとめ

 

 

 

・先進医療は、保険診療に自費で治療ができる方法が認められていますが、保険治療に適用になるかは今後の臨床結果次第です。

 

 

 

・PGT-A自体は先進医療Bとなり、治療を行う場合にはすべて自費扱いとなります。

 

 

 

・PGT-Aは2022年9月より臨床研究の扱いから臨床応用としての段階に入りました。

 

 

 

 

 

男性不妊

 

 

 

●2022年4月より不妊治療の目的に限りED治療薬の処方に健康保険が適用されています。

 

 

 

 

・ED治療薬

 

 

 

・バイアグラ錠

 

 

 

・バイアグラODフィルム

 

 

 

・シリアス錠

 

 

 

注:病院に行き「子作りで使用するのでバイアグラください」と言って、健康保険証を提示すれば簡単に手に入るわけではありません。

 

 

 

 

◎無精子症

 

 

 

・非閉塞性無精子症

 

 

 

・閉塞性無精子症

 

 

 

・男性の(ブライダルチェック)7-8%に精子濃度の低下や運動率の低下が認められます。

 

 

 

・1-2%が無精子症です。100人に1人、実際現代医学で、手の打ちようがない方は、1000人中6人くらいとなります。

 

 

 

 

 

 

●子宮内膜厚と妊娠率

 

 

 

内膜厚の正常値の下段について→報告により幅があります。

 

 

 

卵胞期から着床まで7mm

 

 

 

内膜を厚くするために多血小板血漿(PRP)が子宮内膜の厚くならない患者さんに多く用いられるようになっています。

 

 

 

 

 

●PRPの子宮内膜に効く(着床)機序について

 

 

 

内膜構成

 

 

 

間質細胞

 

 

 

腺上皮細胞 

 

 

 

血管内皮細胞

 

 

 

炎症細胞    

 

 

 

複雑なネットワークがあります。

 

 

 

サイトカインによる内膜のremodelingの調節を期待する。

 

 

 

多血小板血漿(platelet-rich plasma:PRP)を使った不妊治療とは、患者さん自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入し、子宮内膜を活性化し着床効果を期待する方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

英ウィメンズクリニック不妊治療の研修会の様子

 

 

 

 

最後に

 

 

 

 保険適用になり治療を標準化すると生殖医療が画一的になるのでは?とよく聞かれます。

 

 

 

・標準化=画一的ではありません。

 

 

 

今回の生殖医療の保険適用は、効率性と安全性を重視した適切な個別化医療ができるように、厚生労働省をはじめ先生方や医療関係者が、その枠組みをエビデンスに基づいて整理することができた結果と思います。

 

 

 

今後は、修正してゆく部分も出てくると思いますが、少子化脱出の原動力となることを願っています。   

  

 

 


 

 

 

 

 

 

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今回、ご講演をおききして、とても感動しました。

 

 

 

漢方相談スガヌマ薬局では、プライバシーに配慮した個室の相談室を完備しております。

 

 

 

オンライン相談もご利用いただけます。

 

 

 

どんな些細な事でも安心してご相談ください。

 

 

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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